
日本国内のファッション株の主役が、この日だけは入れ替わった。「SVT インデックス」を押し上げたのは、いつものファーストリテイリングではなく、堅実経営で知られるしまむらだった。日本国内のファッション&ビューティ関連97銘柄で構成される株価指数「SVT インデックス」は3月13日、前日比0.11%上昇の11,343.0ポイントと小幅に上昇して取引を終えた。この日の主役は、堅実経営で知られるしまむらだった。現預金の活用を模索するとの報道を受けて株価が急騰し、指数を押し上げた。一方で、圧倒的なウェイトを持つファーストリテイリングは下落し、指数の上値を抑える形となった。
2026年3月13日
SVT インデックス:11,343.0ポイント(前日比+0.11%)
【参考】今日の指数寄与度上位
銘柄名|株価騰落率|指数寄与度
しまむら|+5.52%|+9.84pt
ヨネックス|+3.87%|+2.65pt
資生堂|+1.18%|+1.63pt
コーセー|+3.30%|+1.41pt
この日、「現預金を持ちすぎない経営」への転換を模索していると報じられると、しまむらの株価は前日比5.52%上昇し、指数寄与度はプラス9.84ポイントとなった。報道によると、同社は保有する現預金などが月商の何カ月分あるかを示す手元流動性比率(現在は約4カ月)の引き下げを検討しているという。
しまむらは2026年2月期の第3四半期時点で自己資本比率84.7%、無借金経営という極めて健全な財務体質を持つ。株式市場では、余剰資金を成長投資や株主還元に振り向ける可能性への期待が高まり、買いが集まった。
セクター別では、百貨店株は軟調だった。三越伊勢丹ホールディングスは1.22%下落し、指数寄与度はマイナス8.81ポイント。J.フロントリテイリングや丸井グループも下落し、インバウンド期待で上昇してきた銘柄には利益確定の動きが広がった。スポーツ銘柄は明暗が分かれた。ヨネックスは3.87%上昇し指数を押し上げた一方、ミズノは1.94%下落した。ビューティ銘柄は比較的堅調で、資生堂は1.18%上昇、コーセーも3.30%上昇し、グローバルブランドの底堅さが目立った。
しかし、「SVT インデックス」の構図を決定づけるのは依然としてファーストリテイリングだ。この日の株価は0.26%下落し、指数寄与度はマイナス131.93ポイント。ウェイトが57%を超えるため、指数は上昇したものの、その伸びは大きく抑えられた。
「SVT インデックス」は小幅上昇にとどまったものの、相場の主役はファーストリテイリングではなく、しまむらだった。巨大銘柄が指数を動かす構図の中で、個別企業の資本戦略が市場の評価を大きく変える一日となった。
※「SVT インデックス」97銘柄
ファーストリテイリング、良品計画、ZOZO、アシックス、yutori、human made、TOKYO BASE、キューブ、クラシコ、TENTIAL、ミズノ、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼビオホールディングス、三越伊勢丹ホールディングス、髙島屋、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オー リテイリング、松屋、近鉄百貨店、丸井グループ、ユナイテッドアローズ、パルグループホールディングス、アンドエスティホールディングス、三陽商会、TSIホールディングス、オンワードホールディングス、ルックホールディングス、ワールド、三共生興、キング、コックス、ヤマトインターナショナル、ダイドーリミテッド、ワークマン、ハニーズホールディングス、しまむら、西松屋チェーン、インターメスティック、Japan Eyewear Holdings、ジンズホールディングス、ヨンドシーホールディングス、フェスタリアホールディングス、プリモグローバルホールディングス、ベリテ、カシオ計算機、セイコーグループ、シチズン時計、クロスプラス、マツオカコーポレーション、ドウシシャ、ダブルエー、ジェイドグループ、エービーシー・マート、チヨダ、ジーフット、AOKIホールディングス、はるやまホールディングス、青山商事、コナカ、ムーンバット、川辺、山喜、サックスバー ホールディングス、東京ソワール、ワコールホールディングス、MRKホールディングス、アツギ、シャルレ、タビオ、ヤギ、タキヒヨー、GSIクレオス、島精機製作所、セーレン、資生堂、コーセーホールディングス、ポーラ・オルビスホールディングス、アイスタイル、MTG、ヤーマン、I-ne、ハウスオブローゼ、シーボン、アクシージア、プレミアアンチエイジング、ハーバー研究所、粧美堂、日本精化、長谷川香料、日本色材工業研究所、田谷、エム・エイチ・グループ、コタ、ビューティ ガレージ、アジュバンホールディングス、ミルボン






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