
欧米を中心としたファッション&ビューティ関連33銘柄で構成する「SVT グローバル」は2月25日、構成銘柄の株価騰落率合計がマイナス9.98%となり、前日の反発から再び下落に転じた。関税政策を巡る先行き不安が完全には消えないなか、前日にいったん戻った株価が再び売られる展開となった。前日は売られすぎの銘柄を買い戻す動きが広がったが、きょうはその勢いが続かなかった。市場はまだ落ち着きを取り戻したとは言い切れない状況だ。
個別銘柄の騰落率は以下の通り。
【Luxury Groups】
・LVMH −1.57%
・エルメス・インターナショナル −0.87%
・ケリング +0.95%
【Luxury Brands】
・プラダ +0.84%
・バーバリーグループ −1.00%
・フェラガモグループ −2.27%
・ブルネロ クチネリ −3.10%
・モンクレール +0.31%
【Watches & Jewelry】
・リシュモン −2.38%
・スウォッチグループ −1.21%
【Global Apparel】
・ファーストリテイリング +1.26%
・インディテックス −1.18%
・ヘネス・アンド・マウリッツ +2.53%
【Global Brands】
・ヒューゴ ボス +0.13%
・エルメネジルド・ゼニア・グループ +4.50%
・ラルフ ローレン +0.79%
・タペストリー +1.56%
・PVHコーポレーション −0.59%
・VFコーポレーション −1.16%
・カプリホールディングス −0.34%
・カナダグース −1.94%
・デッカーズ・アウトドア −1.22%
・リーバイ・ストラウス +0.23%
【Sports & Active】
・ナイキ −1.09%
・アディダス −1.06%
・アシックス −2.67%
・ルルレモン・アスレティカ −1.70%
・アンダーアーマー −2.06%
・コロンビアスポーツウェア −1.43%
・オールバーズ +3.68%
・オン・ホールディングス −0.32%
【Beauty】
・ロレアル −1.14%
・ユニリーバ +0.15%
きょうの特徴は、ほとんどのセクターで下げが目立ったことだ。ラグジュアリー、スポーツ、時計・宝飾といった主要な分野で値下がりが広がり、特にスポーツ分野では、ナイキ、アディダス、アシックスといった世界的ブランドがそろって下落している。これまで好調を維持していた銘柄まで売られた点は、市場全体の不安の強さを物語る。
背景にあるのは、関税政策に対する不透明さで、投資家は慎重になりやすい。きょうはその空気が再び強まった。時計・宝飾ではリシュモンが2%を超える下落となり、高級消費が鈍るのではないかという見方もにじむ。高価格帯の商品は景気の影響を受けやすく、不安が広がると真っ先に警戒されやすい。
一方で、すべてが売られたわけではない。エルメネジルド・ゼニア・グループ(+4.50%)、オールバーズ(+3.68%)、ヘネス・アンド・マウリッツ(+2.53%)などは上昇した。エルメネジルド・ゼニア・グループはこの日、もっとも株価が上昇した。これは、企業ごとの業績や戦略、直近のニュースなどが個別に評価された可能性がある。
前日の反発、そしてきょうの再下落。この振れ幅の大きさは、ファッション&ビューティ業界が政治や貿易の動きに強く左右されやすいことを改めて示している。関税を巡る議論が落ち着くのか、それとも新たな材料が出るのか。市場が落ち着くには、もう少し時間が必要かもしれない。
※「SVTグローバル」は原則として本国のプライマリー上場市場の株価を採用
※本データは現地通貨建て株価ベースで算出しており、為替変動の影響は考慮していない
※「SVT インデックス」グローバル版採用33銘柄
LVMH、エルメスインターナショナル、ケリング、プラダ、バーバリーグループ、フェラガモグループ、ブルネロ クチネリ、モンクレール、リシュモン、スウォッチグループ、ファーストリテイリング、インディテックス、ヘネス・アンド・マウリッツ、ヒューゴボス、エルメネジルド・ゼニア・グループ、ラフルローレン、タペストリー、PVHコーポレーション、カプリホールディングス、VFコーポレーション、カナダグースホールディングス、デッカーズ・アウトドア・コーポレーション、リーバイ・ストラウス&カンパニー、ナイキ、アディダス、アシックス、ルルレモン・アスレティカ、アンダーアーマー、コロンビア・スポーツウェア、オールバーズ、オンホールディングス、ロレアル、ユニリーバ









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