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ゼニアが7.25%高の急伸、スポーツは21.82%高の躍進 「SVT グローバル」はプラス34%で大幅高

NEWFeb 18, 2026.高村 学Tokyo, JP
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欧米を中心としたファッション&ビューティ関連33銘柄で構成する「SVT グローバル」は2月17日、構成銘柄の株価騰落率合計がプラス34.11%となり大幅上昇した。全33銘柄のうち7割超が上昇し、セクター横断で買いが広がる展開となった。スポーツからラグジュアリーまで幅広く資金が流入し、グローバル市場のリスク選好姿勢が鮮明になっている。

この日、存在感を示したのはエルメネジルド・ゼニア グループ。株価は前日比7.25%高と急伸し、指数を力強く押し上げた。ゼニアは2月2日に2025年12月期通期決算を発表。売上高は前年比1.5%減の19億1690万ユーロ(約3469億円*)と小幅減収だったが、ブランド別では明暗が分かれた。

主力ブランド「ゼニア(ZEGNA)」は前年比1.5%増の11億8158万ユーロ(約2138億円)と堅調に推移。「トム・フォード・ファッション(TOM FORD FASHION)」も0.8%増の3170万ユーロ(約57億円)と底堅さを見せた。一方で、「トム・ブラウン(Thom Browne)」は14.7%減の2億6846万ユーロ(約485億円)と二桁減収。ブランドポートフォリオ内の構造調整が続いている。ただ、市場は主力ブランドの安定成長を評価し、株価が反応した格好だ。

セクター別では「スポーツ&アクティブ」が全面高となり、8銘柄すべてが上昇。すべての銘柄の騰落率が21.82%となり、「SVT グローバル」を力強く牽引した。アンダーアーマーは7.37%高と急伸し、日本勢のアシックスも3.31%高と6日続伸した。さらに、下落基調が続いていたオールバーズも反発。前日にはルルレモン・アスレティカが4.06%高と指数を牽引しており、スポーツ分野への資金流入が継続している。

「ウォッチ&ジュエリー」セクターも堅調だ。リシュモンは1.28%高、スウォッチグループも0.15%高と小幅ながら揃って上昇。高級時計需要の底堅さが改めて意識された。一方、「ラグジュアリーグループ」では銘柄ごとにまちまちの動き。LVMHは1.81%高と上昇したが、エルメス・インターナショナルは0.38%安と小幅下落。ケリングは0.76%高だった。中国需要や観光消費の回復ペースを巡る見方が分かれるなか、個別材料に左右される展開が続いている。

スポーツ分野の強さと、ラグジュアリーの選別色。セクター間の温度差を内包しながらも、全体としては買い優勢となった今回の「SVT グローバル」。欧米市場におけるファッション&ビューティ株は改善基調にある。資金の向かう先がスポーツ主導で広がるのか、それともラグジュアリーが再び主役に返り咲くのか。指数の動向が、グローバル業界の次の潮流を映し出している。

*1ユーロ=181円換算(2月18日時点)

※「SVTグローバル」は原則として本国のプライマリー上場市場の株価を採用
※本データは現地通貨建て株価ベースで算出しており、為替変動の影響は考慮していない

※「SVT インデックス」グローバル版採用33銘柄
LVMH、エルメスインターナショナル、ケリング、プラダ、バーバリーグループ、フェラガモグループ、ブルネロ クチネリ、モンクレール、リシュモン、スウォッチグループ、ファーストリテイリング、インディテックス、ヘネス・アンド・マウリッツ、ヒューゴボス、エルメネジルド・ゼニア・グループ、ラフルローレン、タペストリー、PVHコーポレーション、カプリホールディングス、VFコーポレーション、カナダグースホールディングス、デッカーズ・アウトドア・コーポレーション、リーバイ・ストラウス&カンパニー、ナイキ、アディダス、アシックス、ルルレモン・アスレティカ、アンダーアーマー、コロンビア・スポーツウェア、オールバーズ、オンホールディングス、ロレアル、ユニリーバ

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