5月22日、米百貨店のSaks Fifth Avenue(サックスフィフスアベニュー)は、ニューヨーク店の2階に新たに3万2000平方フィート(約2973㎡)のビューティフロアをオープンした。規模はこれまでと比べて40%ほど拡大したと見られ、既存の120ブランドに新規で58ブランドを追加、カラーコスメやスキンケア、フレグランス、ウェルネス系のブランドを展開する。エクスクルーシブブランドと呼ばれるカテゴリーには、「Orveda(オーロヴァ)」のジェンダーレスなシリーズを含んだ18の革新的でユニークな製品や、「Floraïku(フローラク)」の日本からインスパイアされた高級フレグランス、「Valmont(ヴァルモン)」のスキンケアと香水などがある。
しかし、今回の改装の目玉は体験の提供にあり、フェイシャル、マッサージ、マニキュア、アイブロウサービス、フラワーショップなどを含む15のスパルームが新設された。
Saks Fifth Avenueのマーク・メトリック(Marc Metrick)社長は「我々の総合的な成長戦略の一環として、革新、創造、そして破壊する方法を探し続けている。私たちは、私たちが行うすべてのことに対して “New Luxury”という原則を適用し続けている。今回のビューティフロアの改装では、顧客がより親しめる他では得られない環境で差別化し、Saksを訪れブランドを体験する理由を作り出した」と語る。同社のトレーシー・マーゴリーズ(Tracy Margolies)・チーフマーチャンダイザーによると「美と健康のワークショプやパネルを提供することで、インナーとアウターの両方向から顧客に満足を得てもらうための包括的なアプローチができる」という。