イギリスの建築事務所のシバライト社(Sybarite)とグローバル・データ社(GlobalData)が「世界のラグジュアリー百貨店の1平方フィート(0.092903m²)あたりの売上高トップ20」を今年発表した(オンライン売上高含む)。その中で、中国の百貨店であるSKP(北京SKPと西安SKPの2店)は第2位にランクイン。1平方フィートの年間売上高は1,997ドル(約21万6814円*)だった。これを平方メートルに換算すると年間233万3767円。日本の坪(3.3平方メートル)に換算すると約770万円。日本流の月坪売り上げにすると約64万円ということになる。ちなみに第1位はイギリスの「ハロッズ(Harrods)」だ。
「北京SKP」の前身は北京華聯と台湾の新光三越が2006年3月に合弁した北京新光天地だ。2015年5月に北京SKPに改名した。ただ、北京新光天地だった時期でも、現在の「北京SKP」でも、この百貨店の売上高の急増基調は変わっていない。2011年に、売上高は65億元(約1023億7295万円**)で、2016年、「北京SKP」の売上高は96億元(約1494億7585万円**)を達成した。2017年は125億元(約1966億7875万円**)に達し、2018年に「北京SKP」の売上高は135億元(約2124億1305万円**)に達した。
その強さとして、まず北京有数の商業施設である華貿センター内にあるという好立地があげられる。中国版「VOGUE」を発行するコンデナスト・チャイナ(Conde Nast China)のオフィスも同センターに入居しているが、毎日全国各地から高級ブランドを求める消費者を引きつけている。そして、ブランド数が多いだけではなくて、「プラダ(PRADA)」、「シャネル(CHANEL)」、「グッチ(GUCCI)」など多くのラグジュアリーブランドが旗艦店を構え、「グッチ」の旗艦店の面積は1300平方メートルに達している、これらの旗艦店はいずれも「時差なし」を実現している。つまり各シーズンの新製品はパリ店やニューヨーク店で展示されているのと変わらない。このほか、世界的に有名な多くのブランドが中国または北京に進出する時も「北京SKP」が選ばれている。日本のブランド「ミキモト(MIKIMOTO)」も北京で初出店したのは「北京SKP」だった。
マッキンゼー・アンド・カンパニー社(McKinsey&Company)が発表した「中国ラグジュアリー品報告2019」によると、2018年、中国人が国内外で消費するラグジュアリー商品の消費額は7700億元(約12兆1154億11万円**)に達し、全世界のラグジュアリーの消費総額の3分の1を占めた。2025年までに、中国人のラグジュアリーの消費総額は1.2兆元(約18兆8811億6万円**)に増加する見込みだ。2012年から2018年まで、世界のラグジュアリー市場の増加の半分以上は中国からだ。未来を展望すると、2025年までにその割合は65%に達すると予想されている。今中国の経済成長は減速しているが、ラグジュアリー市場は依然として活況で、中国ナンバーワンのラグジュアリー百貨店である「北京SKP」の今後が注目される。
【ラグジュアリー百貨店売り場効率(ベスト20)】
1.ハロッズ(イギリス)
2.SKP(中国)
3.ボンマルシェ(フランス)
4.セルフリッジ(イギリス)
5.リバティ(イギリス)
6.プランタン(フランス)
7.レーンクロフォード(香港)
8.TSUM(ロシア)
9.高島屋(日本)
10.ブロイニンガー(ドイツ)
11.伊勢丹(日本)
12.アルスターハウス(ドイツ)
13.フェンウィック(イギリス)
14.カーデーヴェー(ドイツ)
15.ホルトレンフルー(カナダ)
16.新世界(韓国)
17.リナシェンテ(イタリア)
18.現代百貨店(韓国)
19.ニーマンマーカス(アメリカ)
20.GUM(ロシア)
*1ドル=108.57円換算(6月19日時点)
**1元=15.7343円換算(6月19日時点)