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Global|資生堂の19年第3四半期累計は売上高、営業利益、純利益が過去最高を更新も、韓国と香港の影響で通期見通し修正

Nov 11, 2019.高村 学Tokyo, JP
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2020年4月にオープンする「シセイドウ」のブランド初の旗艦店

資生堂は2019年11月7日、2019年第3四半期(1〜9月期)を発表した。売上高は前年同期比5.1%増の8466億円、営業利益は同1.9%の1033億円、純利益は同13.2%増の725億円と第3四半期累計としては過去最高を更新した。「シセイドウ(Shiseido)」や「クレ・ド・ポー ボーテ(Clé de Peau Beauté)」など、グローバルにおけるプレステージブランドの成長が業績を牽引した。また、セグメント別では中国本土が前年比12.8%増、トラベルリテールは同16.0%増の成長で、ともに業績に貢献した。ブランド別での売上高では、「シセイドウ」が19%増、「クレ・ド・ポー ボーテ」が12%増、「ナーズ(NARS)」が15%増、「イプサ(IPSA)」が13%増、「ローラ・メルシエ(Laura Mercier)」が14%増と、それぞれ前年比で2桁の成長であった。

第4四半期に向けては、中国でのマーケティングを強化していく。まず、WTA(Women's Tennis Association、女子テニス協会)にタイトルスポンサーとして協賛し、「SHISEIDO WTA ファイナルズ2019深圳」が10月27日から中国・深圳で開催された。11月11日の「双11(ダブルイレブン、※中国最大級のショッピングカーニバル)」では、「シセイドウ」と「クレ・ド・ポー ボーテ」が限定商品を発売する。

一方で、不透明な経済環境による影響として、香港でのデモや日韓関係の悪化による売上減少や天候不順、メイクアップ市場の減速等をあげ、売上高の通期見通しは従来予想から250〜300億円引き下げた1兆1340〜1390億円とした。

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