
アイウェアブランド「ゾフ(zoff)」を展開するインターメスティックは10月24日、漫画家・イラストレーターの江口寿史氏に依頼した過去のキャンペーン作品に関する調査結果を公表した。対象となったのは、2018年9月下旬から実施されたキャンペーンに使用したイラストだ。
江口氏および広告代理店に対して調査を実施したところ、納品されたイラスト4点のうち2点が、雑誌に掲載された写真を、モデルや撮影者、出版社などの権利者から正式な許諾を得ないまま参考に制作したことが明らかになった。いずれのイラストも、制作過程でオリジナル写真の要素を取り込んでいたことが判明した形だ。
これを受け、インターメスティックはモデルやその所属事務所、出版社に経緯を説明し、謝意を伝えた結果、宥恕が得られたという。一方で、江口寿史氏と広告代理店に対しては、今後も誠意ある対応を求める姿勢を継続するとしており、補償については3者間で協議を進めることになっている。
今回の問題は、江口寿史氏の過去作品に対する疑惑が浮上したことを受けたもので、インターメスティックは10月4日に公式声明を発表していた。それから20日が経過しているにも関わらず、文面上では江口氏から誠意ある対応が見られない状況であることも示されている。過去作品に関しては同様の指摘が相次いでおり、今後の江口氏の対応次第では、問題がさらに大きな事態に発展する可能性もある。













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