「ルミネ」と江口寿史、告知ビジュアル巡り肖像権トラブル ネット上で批判広がる
Oct 4, 2025.Tokyo, JP
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江口氏は1977年に『週刊少年ジャンプ』でデビューし、1980年代以降はイラストレーターとしても活躍。漫画表現をポップアートとして昇華させた作風で知られ、女性モデルを多用する作風でも人気を博してきた。しかし現在、同様の手法で雑誌モデルや写真を無断トレースした疑いが、過去の商業作品にまで及んでいる。
■企業コラボにも影響
ファミリーレストラン「デニーズ」は、1992〜97年まで江口氏のイラストをメニューブックの表紙に採用し、2023年にも27年ぶりのコラボレーションを行っていたが、今回の騒動を受けて今後の使用を控えると発表した。
また、アイウェアブランド「ゾフ(Zoff)」を展開するインターメスティックも「多くの方にご心配とご迷惑をおかけしている」とコメント。事実関係の調査を進めているとした。
江口氏は今回の件について、初期にSNS上でコメントを出した以降、追加の説明を行っていない。人気作家ゆえに過去の作品が多くの企業やブランドで使われていることから、波紋はさらに広がる可能性がある。企業やブランド側にとっては、イメージの失墜など大きな打撃となる。現時点で収束の兆しは見えず、「トレパク」問題はしばらく物議を醸しそうだ。