China|「上海高島屋」が中国撤退で90億円以上の損失 中国での小売りの難しさがまた浮き彫りに
Jul 1, 2019.Shanghai,CN
VIEW85
中国・天津で百貨店事業を運営する天津伊勢丹と、中国国内で商業施設開発を行う上海仁恒は、中国・天津での新たな商業施設開発に向け、2019年12月頃を目処に合弁会社を設立する。天津伊勢丹が1993年の開店以来培ってきた百貨店運営ノウハウや顧客資産を活かし、発展し続ける天津の市内に新たな商業施設の開業を目指す。仁恒置地投資管理(上海)有限公司は、中国国内15都市に展開する総合不動産開発企業「仁恒置地集団有限公司」(シンガポール上場)の傘下で、主に複合型商業施設の開発・運営を行っている。
新会社となる仁恒伊勢丹商業有限公司は、資本金4億元(約60.4億円*)で、出資比率は上海仁恒が51%、天津伊勢丹が49%だ。新たな商業施設は、約10万平方メートルの延床面積で、“ショッピングミュージアム”をコンセプトとし、デジタルを利用して、ビューティや食、ファッション、ライフスタイルを提案する新たなデジタル体験型ショッピングセンターとなる予定。開業時期は、2020年末と2021年末の2段階でのオープンとなる。
*1中国元=15.12円換算(9月末レート)