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かつての名門アパレル「レナウン」の社名が復活

Sep 2, 2024.セブツー編集部Tokyo, JP
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オッジ・インターナショナルは9月2日、社名をレナウン株式会社に変更すると発表した。社名変更は11月2日付け。オッジ・インターナショナルは2020年9月30日に、破産したレナウンから「ダーバン(D'URBAN)」「アクアスキュータム(Aquascutum)」の事業を譲受し、この4年間で両ブランドの売り上げを拡大してきた。

オッジ・インターナショナルの2024年2月期の売上高は129億円を計上しており、このうち「アクアスキュータム」が51億円、「ダーバン」が51億円で、両ブランドともに前年比2桁増と好調だ。オッジ・インターナショナルの2025年2月期の売上高は前年比8.5%増となる140億円を目指しており、かつての名門の社名に変更することで認知度の向上と事業の発展に繋がるものと考えた。

旧レナウンは2020年10月30日に東京地裁から破産開始決定を受け、消滅していた。旧レナウンは2010年に中国の繊維会社大手の山東如意科技集団から約40億円(当時の中国元で3.1億元)の出資を受けて傘下に入ったが、同グループ企業(香港の恒成国際)からの売掛金53億2400万円が回収できず、さらに新型コロナウイルスによる追い打ちで万策が尽き、5月15日に民事再生法の適用を東京地裁に申請していた。

旧レナウンは、肌着や靴下の製造・販売子会社のレナウンインクスはアツギに譲渡し、「ダーバン(D'URBAN)」「アクアスキュータム(Aquascutum)」「シンプルライフ(Simple Life)」などを含めた合計5ブランドは大阪の小泉及びその子会社のオッジ・インターナショナルに譲渡していた。

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