
撮影:セブツー
ブン&アイ・ホールディングス(以下、セブン&アイHD)は10月9日、2026年2月期の中間期決算を発表した。売上高にあたる営業収益は5兆6166億円(前年同期比6.9%減)、営業利益は2083億円(同11.4%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は1218億円(同133.1%増)と減収ながらも大幅な減益だった。
「セブンイレブン(SEVEN‐ELEVEN)」を展開する国内のコンビニエンスストア事業は、営業収益が4625億円と前年並み、営業利益は1217億円で同4.6%減となった。海外のコンビニエンスストア事業は、営業収益は4兆2211億円(前年同期比8.5%減)と減収だったが、営業利益は801億円(同9.3%増)と増益を確保した。
イトーヨーカ堂、ヨークベニマルなどのスーパーストア事業は、営業収益は6894億円(前年同期比4.8%減)、営業利益は177億円と前年同期の5倍超だった。資産売却益などが想定よりも膨らんだ。イトーヨーカ堂とアダストリアとの協業による衣料ブランド「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」は2025年秋冬シーズンをもって終了する。
セブン&アイHDは同日、2026年2月期の連結業績予想の修正を発表、営業収益は10兆5600億円(修正前は10兆7220億円、前年比11.8%減)、営業利益は4040億円(同4240億円、同4.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は2650億円(同2550億円、同53.1%増)としている。