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オーナーは慶応アメフト部出身の異色のキャリア!焼きたての極上カヌレの専門店「マツイノカヌレ」が八丁堀にオープン

NEWSep 24, 2025.高村 学Tokyo, JP
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「マツイノカヌレ」の松井俊オーナー

慶応義塾大学アメフト部出身という異色の経歴を持つ松井俊氏が手掛ける「マツイノカヌレ」が、いまスイーツ界で注目を集めている。パティシエ経験ゼロながら、ポップアップ出店では1日に1000個を完売するほどの人気を博し、今年6月には東京・八丁堀に待望の実店舗をオープンした。店のエンブレムには松井氏本人の似顔絵が採用されており、一度見たら忘れられない印象を与えている。

 

店名のとおり主役はフランス・ボルドー地方発祥の伝統菓子「カヌレ」。外はカリッと、中はモチッとした食感が特徴で、厨房を併設した店舗では朝から2時間ごとに焼きたてを提供する。焼き上がりまでに40分を要するが、その手間と時間を惜しまないからこそ生まれる味わいは、多くのファンを魅了している。

松井氏が店舗を構えた理由も「焼きたてを届けたい」という思いからだ。ポップアップやEC販売でも十分な人気を誇っていたが、「香りも食感も最高の状態で楽しんでほしい」とのこだわりで、厨房直結の空間を選んだという。

今年8月には本場フランス・パリでポップアップを開催し、1日150個が完売。「現地のカヌレより美味しいと言ってもらえたのは自信につながりました」と振り返る。

松井氏は、大学卒業後に財務コンサルとしてキャリアをスタートすると、京都での人力車の俥夫、コンサル会社などを経て独立。カヌレ専門店を始めるのは、サラリーマン時代の4年前のコロナ禍にオーブンレンジを購入し、趣味でお菓子作りを始めたことがきっかけだった。初めて作ったカヌレがきれいに焼けたことから、研究を重ねて独自のレシピを確立したという。

「マツイノカヌレ」では、定番人気のプレーン(330円)を中心に、月替わりでアールグレイ(350円)、宇治抹茶(380円)、ショコラ(380円)のフレーバーを提供している。さらに数量限定でグルテンフリーのバスクチーズケーキ(720円)も提供。八丁堀の店舗はイートインも備え、アイスコーヒーやジュースとともに焼きたてを味わえる。

 

「経験がなくても挑戦すれば道は開ける」と語る松井氏。アメフト部時代にタイトエンドを務めた松井氏の突破力は、いまスイーツの世界でも健在だ。趣味から始まったカヌレ作りだが、周囲の応援とともに発展していき、今後はファンを増やしながら世界展開を目指すとしている。

八丁堀で、焼き立てのカヌレを体験できる「マツイノカヌレ」。人気の背景には、異色のキャリアと一途なこだわりがあった。味も人生もアツアツの「マツイノカヌレ」で、焼きたてのカヌレをぜひ味わってみてはどうだろうか。

■「マツイノカヌレ」概要
住所:東京都中央区八丁堀3-27-14
営業時間:10:00-18:00
定休日:毎週月曜・火曜
公式IG:@matsui_no_canele_tokyo

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