第一印象は、セクシーなイメージとはほど遠い(笑)。一緒にいたカメラマンから、「アバンギャルドです」と一言発せられたが、とにかく恥を捨てて試すことにした。結構伸縮性のある素材なので、ほとんどの体型に合うようだ。ただ、気になるところは首に白いマーカーが付いているので、首がない人は測定できない。これ、首がある人専用ですね。ともかく「ZOZOスーツ」のアプリを起動すると、体重、身長、性別を尋ねられる。アプリから流れる音声の指示に従って、小包に付いていた厚紙のスタンドにスマートフォンを立て、1mの高さにある平らなテーブルに設置し、2mほど離れるように指示された。もし自分の生活空間で、その2つの条件が満たされなければ、うーん、厳しい。ロボットの音声で、時計回りに少しづつ回転するように指示される。まず、12時の方向に、その後2時や4時など、カメラのシャッター音に従いながら360度撮影した。「測定できません、少し離れてください」や「少し寄ってください」と何度も指示があり、途中でアプリがシャットダウンすることもあった。多分老朽化している私の携帯のせいかもしれない。およそ30分かかり、仕方がなくカメラマンの携帯を借りることに。つまり、18回も測定し完成した私の3Dモデルがカメラマンの携帯に永遠に記録されてしまったのだ。
数回の試練の後、結果が出てきた。体の輪郭が明確に表示され、あまり好きではなかったけど、体が再構成されていたことが実に興味深い。しかもミリ単位で表示されていた。これは裸になるよりひどいな。 愚痴をこぼしながら、カスタムオーダーコレクションを見てみた。 ZOZOTOWNが展開しているプライベートブランドの「ZOZO(ゾゾ)」の現在のラインには、男性と女性の間で若干異なるベーシックな服を提供している。 両方の男女とも、クルーネックTシャツ、VネックTシャツ、スリムテーパードデニム、スキニーデニム、ストレートデニム、オックスフォードホワイトカラーシャツだった。 女性ユーザーがオーダーできないのはビジネススーツだけだった。測定が本当に正確かどうかの評価をするためスキニーデニムを注文した。驚くのは最適なサイズより-◯cm、+◯cmなどのスペック調整も可能で、大きめか、小さめか、ジャストサイズが選べる。私はジャストを選んだ。
注文してから商品を手に入れたのは2週間後になった。結果は私の期待を超えた。 フィット感はちょうどよかったが、厳しく判断するとジーンズのウエストラインがぴったりだったので、肉がちょっとはみ出る。2週間経ったので、自分の体重が増えたせいかもしれないが、持っている体重計は嘘をつかない。良い写真を載せたいので、お腹を凹ませ、幾つかの写真から一枚を選んだ。 ネットは無慈悲な場所ですからね。
採寸の流れがもっとスムーズにできるといいが、体重が頻繁に変動するかどうかに応じて一度だけ測るというプロセス。商品は2週間かかり、おそらく速度を上げるともっと有効になるでしょう。とは言え、コンセプトは印象的だった。将来は自分の身体が「ZOZOスーツ」を着用せずに、計れることができるテクノロジーの進歩を楽しみにしている。オーダーメイドのビジネススーツがどのようなフィット感なのか気になるけれど、今は男性の感想しかない。ウィメンズウェアはメンズウェアより計測が難しい。「ZOZOスーツ」もまだまだ改善が多いと思うが、快適なショッピング体験を実現するためにどんどん進んでいくことを期待している。