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Japan|前編:ZOZOスーツから広がるパーソナルオーダー時代

Jul 17, 2018.久米川一郎Tokyo, JP
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パラダイムシフトは、一気に起こるものではなくて、徐々に進行するものだが、そうは言っても、変節点というものがあって、ファッション&アパレル業界ではどうも今年がその変節点に当たる年のようである。3つのキーワードをベースにしながら、その変節点がどういうものなのか整理してみた。
まず「ZOZOスーツ」の登場をきっかけに巻き起こっている「ジャストフィット」という現象だ。これも20年ほど前から既製服の次のキーワードとして、「パーソナル」「オーダー」などの言葉としてともに言われ続けて来たワードだ。言われ続けてはいたが決定打が出ないままに、漸増が続いていた。が、今を時めくECモールの帝王が、次の一手プライベートブランド「ZOZO(ゾゾ)」の決め手として、「ジャストフィット」を打ち出し、その計測手段として「ZOZOスーツ」を開発したことで一気に大潮流になった。例えば百貨店オーダー市場で、トップに君臨するオンワード樫山が別会社オンワードパーソナルスタイルを設立して打ち出した「カシヤマ・ザ・スマートテイラー」もこの潮流に乗って、絶好調だ。従来の採寸から手に届くまでの3週間ほどのタイムラグを一気に1週間に縮めるために、IoTを使ったマーキングシステムや大連での縫製工場への資本参加、搬送での圧縮パックなどを開発した。今まででも開発可能だったはずだが、強烈なライバルの出現によって自らの死活問題になれば、信じ難いスピードでイノベーションが可能になる実例だろう。「ZOZOスーツ」を契機にして、20年間語られ続けた「パーソナル」「オーダー」という流れはいよいよ本格的なものになっていきそうだ。

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