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4カ月で見えたZOZOのLYST買収効果 ZOZO一人勝ちが狙える5つの根拠【いづも巳之助の一株コラム】

NEWAug 4, 2025.いづも巳之助Tokyo, JP
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第1四半期決算は、予定通りというか安定の増収総益だね。LINEヤフーコマースの急伸(+22.0%)にはまだまだ伸びしろを感じたな。

まあ、今回はLYSTとZOZOマッチの話をするね。
4月に買収した英国ファッションECプラットフォーム「LYST」が、5月からいきなり連結対象になったんだけど、これはちょっと、いや結構驚いた。2カ月で商品取扱高75.6億円、売上10.2億円(前年+21.8%)と、驚くほど即戦力で、この数字だけで株を買いたくなる。なぜなら、この事業が日本でも利用できるようになったら何が起こると思う?挙げてみようか。

①ブランドは並行輸入と違いホンモノ確定
②海外から届く日にちが事前に明示
③価格は、税込・関税込みで最初から確定(為替は心配しなくていい)
④日本語で買える
ダメ押しは
⑤予想するに百貨店より安い可能性が大

これで並行輸入や百貨店より優位性が出てきたら、うわっ、ZOZOの一人勝ちじゃないか、と妄想だ。安心できる越境ECが登場する可能性が高いんだよ。

さて、もう一つ話題の「ZOZOマッチ」。「服の系統から相手の雰囲気でマッチング」かあ。登録で1000ポイントもらえるんだな。SNSを見ると、ポイントをもらってすぐにやめてしまう人もいるらしいね。しっかりしてるマッチングアプリは、もっと人に寄り添って「恋人が欲しい」「モテ力を高めたい」「会員のインセンティブが欲しい」を徹底的にやっているが、ZOZOはあまりそこに真剣度がなく、ポイントで釣る割に人の関係性には踏み込まない。なんでだろうねー。

!あ、閃いたよ。ZOZOって、もともと在庫は持たないし、返品も最小限でリスクを取らない会社だから、「男女の仲のリスク」もきっと取らないんだな。まあ、これからどこまで入り込んでいくのかで、形が見えてくるが、今のままでは……。

という事で、結局LYSTの話に戻るが、この「ノーリスク型海外モデル」が既に第1四半期で「ZOZO取扱高ベースで約4.7%」になっている。初動が凄くイイ。これはたぶん化けるぞ。世界企業への階段を登っているカンジがするんだ。配当利回りは2.6%台、PERも約11倍。さすがにこれは安い。1500円以下は「買い」かと。

▶巳之助メーター 3ニョロ 今こそ
現状の参考指標で評価したらダメかもよ。仕込み時だと思うけどね。
(1ニョロ=素通り 2ニョロ=監視 3ニョロ=今だ!)

■プロフィール:いづも巳之助
プライム上場企業元役員として、マーケ、デジタル事業、株式担当などを歴任。現在は、中小企業の営業部門取締役。15年前からムリをしない、のんびりとした分散投資を手がけ、保有株式30銘柄で、評価額約1億円。主に生活関連の流通株を得意とする。たまに神社仏閣への祈祷、占い、風水など神頼み!の方法で、保有株高騰を願うフツー感覚の個人投資家。

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