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国際芸術祭「あいち2025」の芸術監督に英ブランド「カシミ」のフール・アル・カシミが就任

Jul 12, 2023.西山夏海Tokyo,JP
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© SEBASTIAN BÖTTCHER

2025年に愛知県内で開催される国際芸術祭、「あいち2025」の芸術監督にフール・アル・カシミ(Hoor Al Qasimi)が就任する。同芸術祭は2010年から3年ごとに開催されており、国内外から多数のアーティストが参加する。彼女は、同芸術祭初の海外の芸術監督。

カシミはアラブ首長国などの中東をはじめ、世界中のアートを繋ぐ支援者として2009年にシャルジャ美術財団を設立。現在も理事長兼ディレクターを務めており、過去にはアメリカ・ニューヨークの「MoMA PS1」や中国・北京の「ユーレンス現代美術センター」などのボードメンバーも歴任。

また、カシミはイギリス・ロンドンを中心に展開するファッションブランド「カシミ(QASIMI)」のクリエイティブ・ディレクターを2021年から務めている。同ブランドは機能性を備えながらも、建築、アート、社会問題などから着想を得たデザインが特徴となっている。

今回の芸術監督就任についてカシミは、「国際芸術祭『あいち2025』の芸術監督に就任し、大変嬉しく思う。私は、日本の言語や文化、アーティストやキュレーターとの交流などを通して日本と長く関わってきた。今回の機会に感謝するとともに、より多くの専門家とより一層愛知について学び、地元のアーティストやコミュニティと密接に連携しながら意義ある展覧会及びプロジェクトを生み出すことを目指す」とコメントした。

芸術監督の選考は、前回の「あいち2022」で芸術監督を務めた、森美術館館長の片岡真実らなどの推薦人よって進められ、「国際的なキュレーター、ディレクターとして豊富な経験と実績を有しており、国際水準の芸術祭が期待できること」「海外からの新たな視点による芸術祭が期待できること」などが選考理由として挙げられた。

 

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