
撮影:セブツー
猛暑対応の「空調服」や高機能ウェアで市場を拡大してきたワークマンは9月1日、2025年秋冬新製品発表会を開催し、注目のリカバリーウェア「メディヒール(MEDIHEAL®)」の本格参入を発表した。
「メディヒール」は、血行促進や筋肉のコリ・ハリの緩和、疲労軽減などの効果が期待できるリカバリーウェアだ。これまで「現場で働く人のための作業着」のイメージが強かったワークマンだが、健康志向やウェルネス需要を取り込む戦略を鮮明にした形だ。
今期は200万点を投入し、売上高は38億円を目指すとしている。そこでブランドアンバサダーに起用されたのが、陸上競技の元選手でタレントの武井壮だ。運動神経が抜群で「百獣の王」とも称される武井壮は、まさにブランドイメージに相応しい。
会場では、トークセッションが開催され、武井壮が登壇。先日旅行したモンゴルでも「メディヒール」を着ていたという武井壮は、「モンゴルではゲルに宿泊し、馬に乗ったりしていました。文明がないような場所でしたが、メディヒールは移動中もずっと着ていて、なんとも心地良い時間を過ごせました」と話し、「過去イチくらい、ストレスのない着心地」だと表現した。
ワークマンはこれまで、低価格かつ高機能な商品設計でワーキング層やアウトドアユーザーを取り込み、空調服や防寒ウェアなど機能性市場を拡大してきた実績を持つ。今回の「メディヒール」も1,900円からという圧倒的な低価格を武器に、これまで高価格帯が中心だったリカバリーウェアをマス市場に広げる可能性がある。