
ケリング(Kering)は、2019年9月1日付けで「ボッテガ・ヴェネタ(Bottega Veneta)」のCEOにバルトロメオ・ロンゴーネ氏(48)が就任すると発表した。バルトロメオ氏は、ケリングのフランソワ=アンリ・ピノー会長兼CEOへの報告業務を担い、就任と同時にケリングのエグゼクティブ・コミィティーにも加わる。現CEOのクラウス・ディートリッヒ・ラース氏は退任する。
イタリア国籍の“レオ”・ロンゴーネ新CEOは、2001年にフェンディ(Fendi)に入社し、ビジネス・インテリジェンスの責任者を経て、サプライチェーン、製品プランニングおよび クライアント・リレーションシップ・マネージメントの上級職に就任。直近ではサンローラン(Yves Saint Laurent)のCOOと してレディ・トゥ・ウェア、レザーグッズ、シューズ部門を管轄とし、同時にグローバルのリテール・オペレーションやクライアント・エンゲージメントのマネージメントも担当していた。「ボッテガ・ヴェネタ」の新CEOとして、2018年から新しくなったブランドのクリエーションの可能性を最大限に発揮させることが重要なミッションとなる。
ピノー会長兼CEOは、「クラウス・ディートリッヒ・ラースには、ボッテガ・ヴェネタのCEOとして約3年間で達成した功績に感謝の意を表したいと思います。ブランドにとって重要な選択を的確に下し、新たなる可能性を見出しました。 今後のキャリアでの更なる活躍を心より願っています。また、レオ・ロンゴーネの就任については、彼のパッションとエネルギー、そしてラグジュリー業界でのマネージメントスキルが、ボッテガ・ヴェネタの伝統とダニエル・リーのクリエイティビティを革新的に成長させることができると確信しています」と述べている。