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「新しい世界を見せる」ジンズHD サプライズ決算と銀座旗艦店で1000億円の大台突破へ【いづも巳之助の一株コラム】

NEWOct 14, 2025.いづも巳之助Tokyo, JP
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「ジンズ(JINS)」は、巳之助が何回も取り上げてきた銘柄だ。正直、今回はコラムを書くのをパスしようと思っていたんだよ。だってもう語り尽くした気がしていたからね。ところが、決算の中身を見て驚いた。サプライズ決算に、来年春の「銀座ショールーム」。JINSさん、参りました!

■決算は正式な上方修正と増配のダブルサプライズ
2025年8月期のジンズHDは
・売上972億円(+17.1%)
・営業利益120億円(+54.3%)、純利益83億円(+78.3%)。
期中の予想を上回ったため、正式に上方修正を発表。配当も前回予想94円から109円に引き上げる「ダブルサプライズ」だよ。

さらに2026年8月期は、売上高1116億円(+14.8%)、純利益88億円(+5.9%)を見込み、売上高はついに1000億円の大台を突破する見通し。ブランド企業としての成長カーブは、まだ止まらないね。

■銀座三越・和光のすぐそばに「旗艦店」登場!
そしてもう一つの話題が「JINS銀座店」だ。2026年春、東京都中央区銀座のなんと!四丁目。
そう、三越と和光のすぐそば。銀座の交差点を見渡すあの場所に、JINSが初のグローバル旗艦店を開く。店舗面積は138.08坪(約456平方メートル)。

近代建築の巨匠アントニン・レーモンド設計の教文館ビルを、建築家・藤本壮介が再設計。AI視力測定やAR試着、カフェ併設など、メガネを買うだけの店ではない。地下から光が差し込み、海外バイヤーも訪れるショールーム型店舗。商品を並べる店から、体験を輸出するブランドラボへ。巳之助は必ず行くぞ。あー、またメガネを買ってしまうなあ。JINSはついに「見える未来」を世界に発信するんだ。

■株価と購買レンジ
10月10日終値は8,480円。高値圏の調整中だが、2026年春の開業期には再評価の波がくる。「ユニクロ銀座」や「無印良品」のパリのように、旗艦店オープン前後でPERが2〜3ポイント上昇する可能性がある。現在22倍なら、25倍への再拡大も十分視野だ。

巳之助の購買レンジは、8,000円以下が拾いどころ、9,800〜1万円で利益確定ライン。サラリーマン株主のみなさん、思い切って買う価値はあると思うなあ。

銀座から始まるこの挑戦は、日本の「視力矯正ビジネス」をカルチャーへ変える試みでもある。巳之助は「視力矯正を売る会社」と「新しい世界を見せる会社」で少し迷うけど。

プロフィール:いづも巳之助
プライム上場企業元役員として、マーケ、デジタル事業、株式担当などを歴任。現在は、中小企業の営業部門取締役。15年前からムリをしない、のんびりとした分散投資を手がけ、保有株式30銘柄で、評価額約1億円。主に生活関連の流通株を得意とする。たまに神社仏閣への祈祷、占い、風水など神頼み!の方法で、保有株高騰を願うフツー感覚の個人投資家。

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