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ジャニーズタレントCM中止の流れは今後どうなる?

Sep 16, 2023.三浦彰Tokyo,JP
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ジャニーズ事務所(撮影:セブツー)
9月7日のジャニーズ事務所の記者会見に対して「社名変更をなぜしない!」「東山紀之新社長の性加害疑惑」「藤島ジュリー景子前社長が保有株100%を維持したまま代表取締役として社内に残るのは非常識」「具体的な改革案が未提示」「外部から社長を招け」などの点で不満の声があがっている。
 
とくに、経済同友会の新浪剛史代表幹事(サントリーホールディングス社長)の「チャイルドアビュース(児童虐待)は絶対あってはならない。ジャニーズ事務所を仕事で使うということはチャイルドアビュースを認めることになる」の発言の影響が大きかったようだ。
 
この9月7日の会見をうけて、ジャニーズ事務所のタレントをCMに起用している企業から中止や降板の発表が相次いでいる(9月15日現在)。
 
1.アサヒグループ、2.キリンホールディングス、3.日本航空、4.東京海上日動、5.サントリーホールディングス、6.日本マクドナルド、7.日本生命、8.日産自動車、9.第一三共ヘルスケア、10.花王、11.モスフードサービス、12.JTB、13.バッスクリン、14.森永製菓、15.日清オイリオ。以上の15社は、契約満了後はジャニーズ事務所から納得のいく説明があるまでは契約を結ばないというスタンスだ。以上15社のように意見表明しない企業が多いのだろう。
 
一方、今後も変わらずに起用すると表明した企業も4社ある。
1.アフラック生命保険(櫻井翔)、2.大正製薬(リポビタンD:木村拓哉)、3.アルビオン(SnowMan渡辺翔太)、4.パーソナルテンプスタッフ(中島裕翔)、5.P&Gジャパン(アリエール:生田斗真、ボールド:菊池風麿、ファブリーズ:道枝駿佑、レノア:西畑大吾)
 
1.は事務所との契約から櫻井翔との個人契約に変更することを検討中だ。2.は「いかなるハラスメントも許容するつもりはないが、あくまでも故ジャニー喜多川の問題でタレントに問題があったわけではない」、3.は小林章一社長がX(旧ツイッター)で「もちろん渡辺翔太さんを信頼しての契約です」とポストしているのがとくに注目される。
 
中止とも継続とも発言されていないが、注目されているのが以下の6社だ。
1. 伊藤ハム(二宮和也)、2.KOSE(松本潤、目黒蓮)、3.住友金属鉱山(生田斗真)、4.不二家(SnowMan)、5.明治(相葉雅紀)、6.ロート製薬(SixTONES)
以上、gi-official.jp/Jonnys-cmの記事を参照して最新情報を加えている。
 
さらにこれは企業ではないが、農林水産省は9月13日、障害者の農業への参加を促す同省の「ノウフクアンバサダー」に任命していたジャニーズ事務所所属のTOKIOの城島茂のアンバサダーとしての活動を当面見合わせると発表した。
 
こうした流れをうけて、ジャニーズ事務所は再発防止や救済・補償に関する具体策を9月中に発表するようである。「記者会見の再試験」ということだろうがなんとか挽回してほしいものだが、「解体的」なものでない限り難しいだろう。
 
 

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