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ロエベ財団が三鷹の森ジブリ美術館のスポンサーに就任

Nov 14, 2021.西岡愛華Tokyo, JP
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©Museo d'Arte Ghibli / 小宮山俊

ロエベ財団(Loewe Fondation)は11月8日、三鷹の森ジブリ美術館を管理・運営する徳間記念アニメーション文化財団のスポンサーに就任したと発表した。このパートナーシップにより、ロエベ財団は同美術館に3年間の財政的支援を提供し、さまざまな文化活動や展示会の開催を推進する。ロエベ財団とスタジオジブリは、人文主義者の価値観と工芸への深い敬意によって結ばれ、ラグジュアリーな革製品や、何万もの手描きのグラフィックから構成されるアニメーション映画、そして手作りの職人技から生まれる豊かな創造性と人間の暖かさをサポートする。

2001年に開館したジブリ美術館は、緑に囲まれた文化の中心地としてリラックスできるレクリエーション施設だ。高畑勲と宮崎駿が1985年に創立したスタジオジブリの遺産を継承し、豊かなものにしている。常設展示では、アニメーション映画がどのように制作され、制作者が何を見て、感じているかを紹介している。

シーラ・ロエベ(Sheila Loewe)が監督を務めるロエベ財団は、1988年にロエベ創設家族の4代目メンバーであり、現在は財団の名誉会長であるエンリケ・レーウェ・リンチ(Enrique Loewe Lynch)によって私的な文化財団として設立された。同財団は、創造性を促進や教育プログラムの支援、詩・ダンス・写真・芸術・工芸の分野で遺産を保護する。

シーラ・ロエベは「日本で最も愛されているクリエイティブな機関の1つであるジブリ美術館をサポートできることを非常に誇りに思います。スタジオジブリとロエベには、工芸への長年の取り組みから、自然への永続的な愛情まで、多くの共通の価値観があります」と述べている。

ジブリ美術館の安西香月館長は「職人技のメゾンであるロエベと、何千もの手描きアニメーションで手工芸の暖かさを伝えるジブリ美術館が一堂に会することを嬉しく思います」と喜びを綴っている。

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