
7月24日の東京株式市場は、日米間の通商交渉が前進したとの報道を受けて投資家心理が改善し、日経平均株価は大幅に続伸した。前場には一時、節目となる4万2000円台に乗せる場面もあり、大引けは前日比655.02円高の4万1826.34円で終了。3営業日続伸となり、年初来高値を再び更新した。
この日の相場を牽引したのは、「ユニクロ(UNIQLO)」や「GU(ジーユー)」を展開するファーストリテイリングで、1銘柄で日経平均を約91円押し上げた。株価は前日比1,130円高の4万8010円と、2.41%の上昇となり、3日続伸となった。海外市場での販売好調やインバウンド需要の持ち直しが期待されているほか、米国での事業拡大に対する期待感も株価を後押ししたとみられる。
日経平均は前日(23日)も一時4万1000円台を回復しており、短期的な上昇トレンドが鮮明になっている。アパレル・ファッション関連銘柄では、アシックス(前日比+4.31%)、ワコールホールディングス(同+3.55%)、ミズノ(同+2.14%)などがそれぞれ堅調に推移した。