
欧州ラグジュアリーが総崩れとなった一日だった。欧米を中心としたファッション&ビューティ関連33銘柄で構成する「SVT グローバル」は3月19日、構成銘柄の騰落率合計がマイナス47.86%と大幅に下落した。この日、もっとも株価が下落したのはエルメス・インターナショナルで、前日から5.81%安となった。前日は0.38%高、前々日は1.94%安と、不安定な局面でも比較的底堅い値動きを見せていたが、この日は5%を超える急落となり、「SVT グローバル」で最大の下げ銘柄となった。ラグジュアリー株の中でもディフェンシブ性が高いとされる同社が大きく売られたことは、投資家のリスク回避姿勢が一段と強まっていることを示唆している。
ラグジュアリーの中核銘柄も全面安となり、フェラガモ・グループは5.42%安、ケリングは4.55%安、リシュモンは4.52%安と大きく下落し、LVMHも1.77%安と3日続落した。プラダやブルネロ クチネリ、バーバリーグループも値を下げており、欧州ラグジュアリー全体に売りが広がった。これだけ主要銘柄が揃って下落するのは異例であり、セクター全体に対する警戒感の高まりがうかがえる。
グローバルアパレルも同様の動きとなった。ファーストリテイリングは3.68%安、インディテックスは2.19%安、ヘネス・アンド・マウリッツは3.11%安と主要SPAが軒並み下落。これまで比較的安定していた銘柄にも売りが波及しており、消費関連株全体にリスク回避の動きが広がっている。
【参考】「SVT グローバル」下落銘柄上位(3月19日)
銘柄名|騰落率
エルメス・インターナショナル|-5.81%
フェラガモ・グループ|-5.42%
ケリング|-4.55%
リシュモン|-4.52%
バーバリーグループ|-3.70%
ファーストリテイリング|-3.68%
アシックス|-3.53%
アディダス|-3.48%
ヘネス・アンド・マウリッツ|-3.11%
モンクレール|-2.60%
中東情勢の緊迫化を背景とした不透明感が依然として市場を覆っており、ファッション&ビューティ関連株は引き続き、リスク回避の売りにさらされやすい地合いが続いている。今回の下落は単なる一時的な調整というよりも、先週以降続く不安定な相場の延長線上にある動きとみられ、当面は神経質な値動きが続く可能性が高い。
※「SVTグローバル」は原則として本国のプライマリー上場市場の株価を採用
※本データは現地通貨建て株価ベースで算出しており、為替変動の影響は考慮していない
※「SVT インデックス」グローバル版採用33銘柄
LVMH、エルメスインターナショナル、ケリング、プラダ、バーバリーグループ、フェラガモグループ、ブルネロ クチネリ、モンクレール、リシュモン、スウォッチグループ、ファーストリテイリング、インディテックス、ヘネス・アンド・マウリッツ、ヒューゴボス、エルメネジルド・ゼニア・グループ、ラフルローレン、タペストリー、PVHコーポレーション、カプリホールディングス、VFコーポレーション、カナダグースホールディングス、デッカーズ・アウトドア・コーポレーション、リーバイ・ストラウス&カンパニー、ナイキ、アディダス、アシックス、ルルレモン・アスレティカ、アンダーアーマー、コロンビア・スポーツウェア、オールバーズ、オンホールディングス、ロレアル、ユニリーバ










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