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スポーツ優位の構図鮮明で「SVT グローバル」が続伸 マネーはラグジュアリーからスポーツへ

NEWFeb 17, 2026.高村 学Tokyo, JP
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欧米を中心としたファッション&ビューティ関連33銘柄で構成する「SVT グローバル」は2月16日、構成銘柄の株価騰落率合計がプラス9.99%となり、全体として上昇した。セクター間で明暗が分かれる展開となるなか、指数をもっとも押し上げたのはルルレモン・アスレティカで、株価は前日比4.06%高だった。

この日は「スポーツ&アクティブ」セクターが全体をけん引した。ナイキは3.32%上昇、オン・ホールディングスは2.30%高、アンダーアーマーは2.28%上昇、コロンビア・スポーツウェアも2.28%高と堅調に推移した。日本勢のアシックスは1.75%高で5日続伸だ。年初から続くスポーツ&アクティブ分野への資金流入が、この日も鮮明となった格好だ。

一方で、同じスポーツ&アクティブ分野でもアディダスは0.58%安と小幅に下落。環境配慮型スニーカーブランド「オールバーズ(allbirds)」を展開するオールバーズは1.64%安と続落し、逆風が収まる気配がない。

「ラグジュアリーグループ」セクターでは動きが鈍い。LVMHは0.80%の小幅高だったが、エルメス・インターナショナルは2.89%安、ケリングは4.75%安と下落が目立った。「ウォッチ&ジュエリー」セクターでも方向感は分かれる。リシュモンは1.23%安、スウォッチグループは0.31%高と小動きにとどまった。

さらに「ラグジュアリーブランド」セクターでは、プラダ(-2.01%)、バーバリーグループ(-1.30%)、フェラガモグループ(-0.60%)、ブルネロ クチネリ(-1.15%)、モンクレール(-0.95%)と軒並み下落した。

全体として指数は上昇したものの、実態は「スポーツ&アクティブ」主導の上昇であり、ラグジュアリー関連には資金の逆回転が見られる。インフレ環境下での消費選好の変化や、中国需要の回復鈍化懸念などを背景に、ディフェンシブ性や成長ストーリーの明確さがより重視されている可能性がある。

「SVT グローバル」は33銘柄で構成されるため、特定セクターの動きが指数全体に与える影響は大きい。今回の上昇は、スポーツ分野の底堅さを示す一方で、ラグジュアリーの回復力を測る試金石ともいえる局面だ。今後もセクター間の資金移動が続くのか、それともラグジュアリーが反転のきっかけをつかむのか。指数の構造を読み解くことが、グローバル市場の潮流を把握する鍵となりそうだ。

※「SVTグローバル」は原則として本国のプライマリー上場市場の株価を採用
※本データは現地通貨建て株価ベースで算出しており、為替変動の影響は考慮していない

※「SVT インデックス」グローバル版採用33銘柄
LVMH、エルメスインターナショナル、ケリング、プラダ、バーバリーグループ、フェラガモグループ、ブルネロ クチネリ、モンクレール、リシュモン、スウォッチグループ、ファーストリテイリング、インディテックス、ヘネス・アンド・マウリッツ、ヒューゴボス、エルメネジルド・ゼニア・グループ、ラフルローレン、タペストリー、PVHコーポレーション、カプリホールディングス、VFコーポレーション、カナダグースホールディングス、デッカーズ・アウトドア・コーポレーション、リーバイ・ストラウス&カンパニー、ナイキ、アディダス、アシックス、ルルレモン・アスレティカ、アンダーアーマー、コロンビア・スポーツウェア、オールバーズ、オンホールディングス、ロレアル、ユニリーバ

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