三陽商会は4月14日、2022年2月期の通期連結決算を発表した。売上高は386億4200万円(前期比1.9%増)、営業利益は10億5800万円の赤字(前年は89億1300万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億6100万円(同49億8800万円の赤字)となり、6期連続の営業赤字だった。今年1月以降はオミクロン株感染が急拡大したことで、実店舗の集客が著しく低下し、1月と2月は売り上げ計画を大幅に下回ったが、第4四半期において退職給付金制度改定に伴う約12億円や休業協力金等の20億6000万円を特別利益として計上し、最終黒字は確保した。また、三陽商会は同日、2023年2月期の連結業績予想を発表した。売上高は560億円(前年は386億4200万円)、営業利益は12億円(同10億5800万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億円(同6億6100万円)とした。