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Japan|進む欧米、牛歩の日本、豊かな購買体験つくり出すAR

Jun 6, 2018.セブツー編集部Tokyo, JP
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ファッションテックというと最近話題になったスタートトゥデイが開発したZOZOSUITが浮かぶ人も多いだろう。生産が上手くいかず一度は失敗したが、4月に新作を発表。7月中旬までには現在予約している顧客の手元に届くという。

ZOZOSUITのようなダイナミックな取り組みのほかに、最近見かけることが多いのはAR(Augumented Reality:拡張現実)やVR(Virtual Reality:仮想現実)を使ったマーケティング施策だ。この2つは似て非なるもので、ARは現実の世界の一部に仮想世界を反映させる技術で、大流行したスマートフォンゲームのポケモンGOはその代表例だ。一方、VRは仮想世界で現実の人間の動きを反映させるため、火山に入ったり空を飛んだり現実ではあり得ない事象をVR上で体感することができる。

「ZARA(ザラ)」は今年4月に世界120店舗でAR体験の提供を実施。「Zara AR」アプリをダウンロードし、対象店舗のウィンドウディスプレイやオンラインで購入した際に届く専用ボックスについているARコードにカメラを向けると、端末の画面にモデルの姿が出現、着用アイテムは画面上のボタンから購入が可能というものだった。米大手スーパーの「Target(ターゲット)」は5月からコスメフロアでARを使って化粧品のお試しができるサービスを開始した。

ある調査によると、欧米ではオフラインでの業務効率化、オンラインではより具体的な購買体験を提供しカスタマーのエンゲージを向上する施策としてARを活用する例が増えているという。「ZARA」や「Target」のような施策は、試着やタッチアップなどの手間を省き、店舗スタッフの作業量の削減や、カスタマーの購買に掛かる時間の短縮、好奇心の刺激につながり、従来より豊かで効率的なショッピング体験を実現していると言える。日本では業務効率化のような現実的な面での活用はまだ少ない。デザインやコラボレーション以外に、真新しいものが乏しい近年のファッション業界において、日進月歩のデジタル技術はファッションへの関心が薄い層の興味も引くことができる貴重なトピック。プロモーションに限らずあらゆる面で活かすことが重要だ。

  • 久米川一郎

    久米川一郎

    SEVENTIE TWO コントリビューター

    現代消費の動向を決定しているのは、saving  money、saving timeの二大要因。「ZARA」や「Target」で服買う人間がそうした体験を求めているのかどうか。もっと価格帯が上の商品に有効だろう。このファッションのディズニーランドは。

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