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Germany|創業70周年を迎えたアディダス社 今も息づく創業者アディ・ダスラーのイノベーティブな精神性

Aug 19, 2019.高村 学Tokyo, JP
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創業者アディ・ダスラー

ドイツ・バイエルンに本社を構えるアディダス(adidas)社が創業70周年を迎えた。アディダスは、70年の歴史の中でカルチャーやスポーツ史に残る数々のストーリーを創造してきた。例えば、女性の参加が認められていなかったマラソン大会に出場を果たしたキャサリン・スウィッツァー(Kathrine Switzer)から、ワールドカップの女子サッカー選手まで、アディダスがサポートするアスリート達は、性別や人種の壁を勇敢に打ち破ってきた。近年では、サステナブル問題にも積極的に取り組み、海洋プラスチック汚染を終わらせることを目指し、2024年までに製品へのバージンポリエステルの使用を廃止し、リサイクルポリエステルで代替する。また、カニエ・ウェスト(Kanye West)を始めファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、ビヨンセ(Beyoncé)といった才能溢れる世界的なスターとコラボレーションし、ライフスタイル分野でも大きな影響を与えてきた。

これらの原動力は、いまも同社に息づく創業者アドルフ "アディ"・ダスラー(Adolf "Adi" Dassler)の革新的な精神性だ。アディダスは、ちょうど70年前の1949年8月18日、アディ・ダスラーがドイツのフランケン地方のヘルツォーゲンアウラハの街で47人の従業員とともに始めたスポーツ用品メーカーを原点とする。1900年生まれのアディ・ダスラーは、1920年代初頭にはすでに母親の洗濯部屋でスポーツシューズの生産を始めていたが、24歳の時に兄ルドルフとともに「ダスラー兄弟商会」を設立した。1932年には、靴の生産地としても知られるピルマゼンスにある靴の専門学校に入学し、そこで2年間靴作りのスキルを磨いた。その後、兄のルドルフとは袂を分かち「ダスラー兄弟商会」を解消、アドルフの愛称である“アディ”とダスラーをつなげた社名のアディダスを創業した。

アディダスに転機が訪れたのは、1954年にスイスで開催されたサッカーのワールドカップだ。アディダスの埋め込み型スタッドのスパイクシューズを履いたドイツ代表チームが優勝し、突如として3本線(スリーストライプ)が世界的な認知と名声を得たのだ。アスリートのパフォーマンスを向上させるスポーツギアを常に追求していたアディ・ダスラーにとって、イノベーティブな精神性が評価された瞬間であり、スポーツの世界におけるグローバルプレーヤーへと躍進し始める瞬間でもあった。

70年前に47人で始めたアディダスは、いまや57,000人の従業員を雇用し、全ての大陸で活動している。2018年の売上高は約220億ユーロ(約2兆6039億円*)で、世界最大のスポーツ用品企業のひとつにまで成長した。アディダスは、創業者のアディ・ダスラーがそうであったように、これからも多くのアスリートに多大なインスピレーションを与えていくだろう。そして、今までのアスリートがそうであったように、アディダスの技術革新を通し最高のパフォーマンスを発揮し記録を打ち立てていくだろう。アディダスはこれからも革新的な精神性と最先端の技術でアスリートの世界を進化させ続けていく。

*1ユーロ=118.36円換算(8月19日時点)

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