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ANAPホールディングスが56億円の暗号資産評価損 本業の営業赤字も倍増で最終赤字77億円

NEWJul 15, 2026.セブツー編集部Tokyo, JP
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アパレルブランド「アナップ(ANAP)」や暗号資産事業などを展開するANAPホールディングス(以下、ANAP HD)は7月15日、2026年8月期第3四半期決算を発表した。売上高は17億300万円(前年同期比67.3%増)と大幅に伸長した一方、営業損失は17億1300万円(前年同期は8億3600万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純損失は77億6500万円(前年同期は5億7900万円の黒字)となった。

最終赤字が77億円超まで膨らんだ最大の要因は、営業外費用に計上した56億円超の暗号資産評価損だ。暗号資産関連損失の計上により経常損失は74億7500万円となり、店舗閉鎖などに伴う事業再編損2億7900万円も特別損失として計上した。

一方で、本業の収益改善も道半ばだ。売上高は前年同期比67.3%増となったものの、売上原価は約3.4倍に膨らみ、売上総利益は前年同期の6億1000万円から約3億円へ半減。さらに販管費も前年同期比39.1%増の20億1300万円まで拡大したことで、営業赤字は前年同期の8億3600万円から17億1300万円へと倍増した。

事業別では、店舗・卸売販売・ライセンス事業は新ブランド投入の効果もあり、売上高は10億2900万円(前年同期比38.2%増)と回復したものの、広告宣伝費の増加などによりセグメント損失は3億400万円(前年同期は3億円の赤字)となった。

エステティック・リラックスサロン事業は売上高4億600万円(前年同期比210.2%増)だったが、広告宣伝費などの負担が重く、セグメント損失は5億6200万円(前年同期は5500万円の赤字)へ拡大。インターネット販売事業も、自社ECや収益性の高いECモールへの集中で売上高は2億7200万円(同92.9%増)まで伸びた一方、広告投資の増加によりセグメント損失は9800万円(前年同期は5400万円の赤字)となった。

こうした状況を受け、ANAP HDは不採算店舗の整理を進めている。アパレル事業で2店舗、エステティックサロン事業で7店舗、リラックスサロン事業では全5店舗の閉鎖を決定し、違約金や原状回復費用などを事業再編損として計上した。

ANAP HDは2020年8月期以降、6期連続で営業損失、経常損失、最終損失を計上している。今回の第3四半期も本業の営業赤字が拡大したうえ、暗号資産評価損が最終損失を大きく押し下げる結果となった。なお、2026年8月期の通期業績予想は引き続き未定としている。

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