「メルベイユ アッシュ(MERVEILLE H.)」や「ユノートル(une autre)」といった婦人服ブランドを展開するメルベイユアッシュが5月7日付けで事業を停止し、破産手続きを申請したと東京商工リサーチが発表した。メルベイユアッシュは20〜30代女性をターゲットに首都圏や近畿の百貨店などに店舗を展開。小売専門店や商社経由での中国向けの卸売、ネット通販などが売上高の約3割を占めており、2020年3月期は売上高約17億円をあげていた。近年も出店費用などで過剰債務を抱え、再建に取り組みながらも減収推移をたどっていたところ、新型コロナウイルスの影響による全店舗休業を余儀なくされ「3月、4月の店舗売上がほとんど皆無」の状況に陥り今回の措置に至ったという。負債総額は約7億円とみられる。