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ケリング(Kering)は5月20日、「バレンシアガ(Balenciaga)」のクリエイティブ・ディレクターにピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)を起用すると発表した。これまで「バレンシアガ」のアーティスティック・ディレクターはデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)が担っていたが、3月に退任し、「グッチ(GUCCI)」のアーティスティック・ディレクターに就任している。
ピエールパオロ・ピッチョーリの就任は7月10日付け。ピエールパオロ・ピッチョーリは就任に際して、創業者であるクリストバル・バレンシアガ(Cristobal Balenciaga)を始め、ニコラ・ジェスキエール(Nicholas Ghesquiere)、アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)、デムナ・ヴァザリアの名前を挙げて、「それぞれの時代において、メゾンは常に進化と変化を遂げながらも、その美意識を決して見失うことはありませんでした」と謝意を述べている。
さらに、「創造性が常に文化であり、革新が科学であるこのメゾンの新たな物語を形作るために、今日ここにいられること、そして、先人たちが敬意と明確なビジョンを持って紡いできた物語を受け継ぐことができることを光栄に思い、誇りに感じています」と述べている。