ワインと時計をこよなく愛する男・三宅スタンレーの連載第10回：「サラブレッド」

人生を楽しむ術を知り尽くした男、三宅スタンレー。人生を豊かなものにしてくれるワインと時計との出会いを求めて、いつも世界のどこかを旅している。昨年から始まった連載では、三宅スタンレーがこよなく愛するワインと時計、そして今年からは競走馬も紹介していきます。今回は北海道・日高で開催中の競走馬のセリ市場「サマーセール 2023」についてお話します。

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みなさん、こんにちは。三宅スタンレーです。スタンレー行くところに名馬あり！今回、北海道の日高で８月21日から５日間にわたって開催されている競走馬のセリ市場「サマーセール 2023」に参加してきました。開催場所である日高地方は、これまでにG１レースの勝利馬を多数輩出していることから「競走馬のふるさと」とも呼ばれている場所です。この日は熱中症注意報が発令されるほどの酷暑でしたが、未来の名馬になる可能性を秘めた馬たちを眺めるのはなんとも言えない楽しい時間でした。

現地に着くと、馬主の大先輩で、「オヤジ」と呼んで慕っている風水の天才のドクターコパさんと合流し、一緒に馬たちを見て回りました。競馬ファンには改めて説明する必要はないと思いますが、2014年と2015年のフェブラリーステークスを連覇したコパノリッキーや生涯成績17勝を収めたラブミーチャンといった名馬のオーナーですね。ラブミーチャンも2008年の「サマーセール」でドクターコパさんが落札しました。

セリの合間には、近くの牧場でコパノリッキー（父）とラブミーチャン（母）から産まれたリッキーアンドミーに会ってきました。艶やかな栗毛の牝馬で、血統の素晴らしさを感じました。おそらく今秋にはデビューとなりそうですが、「一番の宝物」とドクターコパさんが言うように父母を超える活躍が期待できますね。それにしても、風水でも大成功を収め、馬主としても大成した「オヤジ」は本当にすごい人です。

私の愛馬も来年デビューする予定なので、その時には慶応高校の野球部なみの応援団を編成するつもりです（笑）。なんて言っているうちに、東京に戻る時間になってしまいました。来月は中東出張なので、砂漠のラクダレースを観戦してきます。ラクダも時速60kmで走りますから、サラブレッドに負けず劣らずなかなかの迫力ですよ。それでは、みなさん、また次回！