
スノーボード界のトップアスリート、平野歩夢選手が自ら手掛けた初のシグネチャーモデルが「オークリー(OAKLEY)」から登場する。長年チームオークリーの契約アスリートとして活動してきた平野選手が、ブランドとの深い信頼関係をもとに完成させたのは、自身の競技人生と人生観を重ね合わせた特別なゴーグルだ。価格は28,820円、発売は全国の正規取扱店および公式オンラインストアで順次スタートする。
ベースモデルとなったのは、平野歩夢選手が長く愛用してきた「ラインマイナー(Line Miner)」。広い視界と抜群のフィット感で知られる同モデルを軸に、「オークリー」のアーカイブデザインから着想を得て、シルバーのフレームを採用した。雪上の光を反射するようなクールな輝きと、ミニマルなシルエットが印象的なデザインに仕上がっている。
注目すべきは、ストラップとマイクロバッグに描かれた「命」という一文字。これは、平野選手が深く敬意を寄せる日本BE研究所の行徳哲男所長による毛筆の筆致だ。平野歩夢選手はこの言葉を選んだ理由について、「これまでスノーボードに向けてきた想いと、自分の子どもが誕生したこと、両方の意味を込めました」と語っている。単なるデザインではなく、人生の節目に生まれたシンボルともいえる一文字だ。
平野歩夢選手は、スノーボーダーとして2014年と2018年の冬季オリンピックで2大会連続で銀メダルを獲得し、2021年の夏季オリンピックではスケートボードで出場した二刀流のアスリートだ。2022年には紫綬褒章を受章するなど、スノーボードとスケートボードという異なる競技で世界の頂点を目指す姿は、アスリートとしてだけでなく一人の表現者としても多くの人々に影響を与えてきた。
12月15日には平野選手を招いたスペシャルイベントの開催も予定されている。場所は都内某所で、ファンが直接本人の言葉に触れられる貴重な機会となりそうだ。詳細はオークリー公式サイトおよびSNSで随時発表される予定だ。












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