アシックスとヨネックスの株価が5月10日の決算発表以降、急騰している。アシックスは、5月10日の終値は7250円でその日の出来高は178万1900株だったが、週末をはさんだ13日の終値は一気に1500円高のストップ高で8750円。
ヨネックスは、5月10日の終値は1221円でその日の出来高は17万6300株だったが、13日の終値は前日比24.57%増となる300円高のストップ高で1521円だった。
アシックスが5月10日に発表した2024年12月期の第1四半期決算(2024年1月1日〜3月31日)は、売上高は1741億200万円(前年同期比14.3%増)、営業利益は338億1200万円(同52.9%増)、親会社株主に帰属する四半期利益は267億3700円(同63.9%増)と増収増益で、営業利益は第1四半期としては過去最高だった。
ヨネックスの2024年3月期の通期連結決算は、売上高は1164億4200万円(前年比8.8%増)、営業利益は116億1100万円(同15.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は88億5900円(同20.8%増)と、過去最高の売上高を記録した。
ヨネックスは、2022年4月に創業者の故米山稔氏の孫のヨネヤマ・アリサ氏が34歳で新社長に就任し、2022年3月期に744億8500万円だった売上高は就任一年後には一気に1000億円を突破し、2025年3月期の業績予想は1260億円を見込んでいる。