1月28日:+564.39(+1.65%) 終値3万4725ドル
1月31日:+406.39(+1.17%) 終値3万5131ドル
2月1日:+273.38(+0.78%) 終値3万5405ドル
2月2日:+224.09(+0.63%) 終値3万5629ドル
2月3日:-518.17(-1.45%) 終値3万5111ドル
さすがに4連騰の後の2月3日は下げたが、簡単に言って3月15、16日のFOMCまでに、儲けておこうという露骨な売買が始まったのである。こういう「危ない橋」は、少なくとも素人が出る場面はないので読者にはくれぐれも御注意申し上げたい。
参考までにNYダウ平均の目安を書いておくと、史上最高値は、1月4日に記録した3万6930ドルである。3万7000ドルまで後1歩手前だった。簡単にいえば、3万4000ドルと3万7000ドルの間を上下動していると考えておけばよい。
一方、NYダウに完全に追随している日経平均については、その目安は以下の通り。昨年9月13日の3万795円が30年ぶりの高値として話題になった。その後の安値は、1月27日の2万6044円だ。日経平均は2万6000円から3万1000円のレンジで上下動している。こちらはNYダウ平均に比べてかなり上下動の幅が広い。いずれにしても、上述したように「狼少年パウエル」に従えば、2月の上昇相場は約束されたわけで、注目は次回3月15、16日のFOMC後の3月17日のFRBの発表ということになろう。いずれにしても、素人がウロチョロする場面ではない。
日本のバブル経済が崩壊し、1990年に株バブルが終わったのは、金利の上昇と総量規制(土地購入関連融資の制限)が原因だった。今回、インフレが急激に進行しているのに、米国金利が上昇しないのは、オミクロン株による感染再拡大&経済悪化を懸念しているためだ。感染が収束したとき、金利は上がり、株バブルは終焉するというシナリオに変更はない。