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ギャップが中国事業を中国のIT企業に売却

Nov 14, 2022.セブツー編集部Tokyo,JP
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「ギャップ(Gap)」などを擁する米国のギャップ(Gap)は、香港と台湾を含む中国市場における事業を宝尊電商に売却すると発表した。売却額は最大で5000万ドル(約69億5000万円*)で、2023年夏までに契約完了する見込み。宝尊電商は中国でEコマースの運営代行などを手掛けるIT企業で、中国で「ギャップ」のEコマースを支援している。契約には中国市場での販売の権利だけでなく、ライセンス商品の生産と販売の権利も含まれている。「オールドネイビー(Old Navy)」は2020年に中国市場から撤退しており、「ギャップ」も相次いで中国の店舗を閉鎖しており、その動向が注目されていた。

ギャップは昨年、イギリスとアイルランドで展開する「ギャップ」の全81店舗を閉鎖し、現在はEコマースに注力している。同社はフランス、イタリアにある店舗を閉鎖し、ヨーロッパからの撤退を検討しており、合理化を進めていることを表明していた。さらに、3カ年経営計画の一環として北米の店舗の約3割に相当する店舗を閉鎖することも発表している。

ギャップは、「ザラ(ZARA)」を擁するスペインのインディテックス、スウェーデンのH&M、「ユニクロ(UNIQLO)」「GU(ジーユー)」を展開する日本のファーストリテイリングと合わせて4大SPAのひとつだが、近年は売り上げ順で最下位に甘んじている。

*1ドル=139円換算(11月14日時点)

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