眼鏡販売チェーン「メガネスーパー」を運営するビジョナリーホールディングス(以下、ビジョナリーHD)は8月15日、顧客の個人情報が漏洩し、不正に利用されている可能性があると発表した。氏名、性別、生年月日、住所、メールアドレス等、最大で4061件の個人情報の流出が疑われている。クレジットカード情報など決済に必要な情報は含まれていないという。
ビジョナリーHDの社員1名に利用したことがない眼鏡小売店「永福眼鏡店」からダイレクトメールが届いたことで、同社が保有している個人情報が漏洩、不正に利用されている疑いが生じた。「永福眼鏡店」は、「メガネスーパー」の旧永福町店で、旧千歳船橋店でも同様に顧客情報が検索されていることが判明している。
「永福眼鏡店」は、「メガネスーパー」の旧永福町店を前代表取締役社長の星﨑尚彦氏が主導して外部に譲渡した店舗。旧千歳船橋店は、「星組経営会議」なるグループのメンバーが代表を務める企業に事業譲渡されている。ビジョナリーHDは第三者委員会を設置し、7月27日に調査報告書を受領、前社長らによる企業価値を毀損する一連の行為について責任を追求する方針を固めているという。