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ジャパニーズ・ファッションを世界に認めさせたビッグデザイナー2人が死去!2022年重大ニュース(その8)

Dec 19, 2022.三浦彰Tokyo,JP
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2022年にはジャパニーズ・ファッションを世界に認めさせた2人のビッグデザイナーが相次いで鬼籍に入った。まず8月5日に三宅一生が肝細胞癌のため84歳で亡くなり、その6日後に森英恵が96歳で老衰のため逝った。三宅一生は従来のヨーロッパ的な服飾の考え方とは一線を画したアートとテクノロジーに根差したファッションを提案した。一方森英恵はそうしたヨーロッパ・ファッションの源流と言えるパリ・オートクチュールの正会員として「日本のエレガンス」を発信し続けた。現在もファッションの祭典として注目されるパリ・ファッションウィークおよびパリ・オートクチュールウィークで日本人の先達者として、ジャパニーズ・ファッションのポジションを確立した2人の功績の大きさは計り知れない。

この他2022年に死去したデザイナーをまとめておく。4月9日に「タイガ タカハシ(Taiga Takahashi)」のデザイナー高橋大雅が致死性不動脈のために27歳で亡くなった。7月6日には日本のファッションデザイナーの草分け的存在である「タケオ ニシダ(TAKEO NISHIDA)」ブランドのデザイナーの西田武生が100歳で老衰のため亡くなった。10月1日にはエレガンス系のデザイナーとして人気だった「ユキコ ハナイ(Yukiko Hanai)」のデザイナー花井幸子が84歳で老衰のため亡くなっている。

一方、日本人デザイナーの金字塔を紹介しておく。昨年9月20日にLVMH傘下のブランド「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクター(AD)に就任したNIGOが今年1月23日に初のファッションショーをウィメンズ&メンズのジョイントで行った。LVMHのブランドのADに就任した記念すべき初の日本人になった。1月のコレクションはちょっとよそよそしい感じがしたが、6月の第2回目はかなりNIGOらしさが出ていたようだ。

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