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ファッションデザイナーの花井幸子が老衰のため逝去 享年84

Dec 19, 2022.高村 学Tokyo, JP
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ファッションデザイナーの花井幸子(1937年11月12日生、東京都青梅市出身)が10月1日に老衰のため亡くなった。享年84。葬儀は近親者で済ませており、 2023年2月15日にセルリアンタワー東急ホテルでお別れの会を執り行う。

花井幸子は、セツ・モード・セミナーでファッション・イラストレーションを学んだ後、フォトグラファーの立木義浩やイラストレーターの堀内誠一が所属していたアドセンターに入社、広告制作の業務に従事する。その後、フリーのデザイナーとして独立し、1968年に初のブティック「マダム花井」を銀座にオープンさせ、1970年には自身のブランド「ユキコ・ハナイ(Yukiko Hanai)」の初コレクションを発表した。

1974年には、東京コレクションの前身となるTD6(TOP DESIGNER 6)を、菊池武夫、コシノ・ジュンコ、山本寛斎、松田光弘、金子功の6人で結成するなど、日本のファッション業界の発展に貢献してきた。

2004年8月に死去した夫君の故花井喜俊は東京婦人服子供服工業組合の理事長を務めた。現在は長男の花井喜幸が株式会社花井の社長を継いでおり、「ユキコ・ハナイ」のデザイナーにはデザインチームのチーフを務めていた青木希素江が2015年に就任し、現在はデザインチームが引き継いでいる。

「死ぬまで私はファッションデザイナーよ」と語っていた花井幸子の冥福を祈りたい。

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