
前日のほぼ全面安から一夜明けた3月31日、「SVT インデックス」は、前日のパニック的な売りが収束したものの、市場全体が次なる方向性を探る静かな膠着相場となった。日本国内のファッション&ビューティ関連銘柄で構成される株価指数「SVT インデックス」は3月31日、10,838.9ポイント、前日比はわずかプラス0.40ポイント(+0.004%)と、ほぼ横ばいで取引を終えた。
2026年3月31日
SVT インデックス:10,838.9ポイント(前日比+0.004%)
「SVT インデックス」は、構成銘柄の時価総額をもとにした加重平均方式を採用し、「インデックスポイント(指数寄与度)」を算出している。各銘柄がどれだけ指数を動かしたかは「インデックスポイント」として表れる。中東情勢の泥沼化という巨大なマクロリスクが意識されるなか、構成銘柄の時価総額の合計38兆2165億円に対して、前日からの変動額がわずか約14億円にとどまったのは、市場の完全な様子見を象徴している。
昨日、急落した「グローバル・メガブランド」セクターでは、アシックス(+5.91pt)や良品計画(+3.55pt)には自律反発の買いが見られた。しかし、指数の55%以上のウェイトを占めるファーストリテイリングがプラス0.02%とほぼ動かず、指数全体の上値を抑えた。
さらに、この日の「SVT インデックス」の重石となったのは、「ウォッチ」セクターの停滞だ。これまで比較的堅調だった「ウォッチ」セクターの主要3銘柄が揃って指数を押し下げている。特にセイコーグループは株価が2.87%安となり、マイナス4.27ポイントとこの日最大のマイナス寄与となった。カシオ計算機(-2.37pt)、シチズン時計(-2.34pt)もマイナス寄与となり、これら3社だけで指数を約9ポイント押し下げる結果となった。地政学リスクに伴う為替の不安定化や、世界的な景気減速への懸念が、高級時計セクターを直撃したかたちだ。
個別銘柄では、3月30日に財務戦略の一環として2億4900万円分のビットコイン購入を発表したダイドーリミテッドが前日比7.77%安となり、2日で18.27%下落した。「ニューヨーカー(NEWYORKER)」や「ブルックス ブラザーズ(Brooks Brothers)」を手掛けるダイドーリミテッドの株価は、3月3日も前日比265円安(マイナス24.77%)と急落しており、前日のストップ安に続き、わずか2日間で46.67%安となっている。また、同日にサイバー攻撃によるシステム障害を公表したコタも、前日の8.27%安に続き、この日も6.96%安と大きく値を下げた。
【参考】インデックスポイント(指数寄与度)ワースト5銘柄(3月31日)
セイコーグループ:-4.27pt
カシオ計算機:-2.37pt
シチズン時計:-2.34pt
ZOZO:-1.99pt
MTG:-1.83pt
この嵐の前の静けさとも言える膠着状態は、果たして底打ちのサインか、それともさらなる暴風雨の前触れか。明日の相場展開から目が離せない。
※「SVT インデックス」97銘柄
ファーストリテイリング、良品計画、ZOZO、アシックス、yutori、human made、TOKYO BASE、キューブ、クラシコ、TENTIAL、ミズノ、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼビオホールディングス、三越伊勢丹ホールディングス、髙島屋、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オー リテイリング、松屋、近鉄百貨店、丸井グループ、ユナイテッドアローズ、パルグループホールディングス、アンドエスティホールディングス、三陽商会、TSIホールディングス、オンワードホールディングス、ルックホールディングス、ワールド、三共生興、キング、コックス、ヤマトインターナショナル、ダイドーリミテッド、ワークマン、ハニーズホールディングス、しまむら、西松屋チェーン、インターメスティック、Japan Eyewear Holdings、ジンズホールディングス、ヨンドシーホールディングス、フェスタリアホールディングス、プリモグローバルホールディングス、ベリテ、カシオ計算機、セイコーグループ、シチズン時計、クロスプラス、マツオカコーポレーション、ドウシシャ、ダブルエー、ジェイドグループ、エービーシー・マート、チヨダ、ジーフット、AOKIホールディングス、はるやまホールディングス、青山商事、コナカ、ムーンバット、川辺、山喜、サックスバー ホールディングス、東京ソワール、ワコールホールディングス、MRKホールディングス、アツギ、シャルレ、タビオ、ヤギ、タキヒヨー、GSIクレオス、島精機製作所、セーレン、資生堂、コーセーホールディングス、ポーラ・オルビスホールディングス、アイスタイル、MTG、ヤーマン、I-ne、ハウスオブローゼ、シーボン、アクシージア、プレミアアンチエイジング、ハーバー研究所、粧美堂、日本精化、長谷川香料、日本色材工業研究所、田谷、エム・エイチ・グループ、コタ、ビューティ ガレージ、アジュバンホールディングス、ミルボン











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