
日本国内のファッション&ビューティ関連企業97銘柄で構成される株価指数「SVT インデックス」は2月13日、前日比121.2ポイント(+1.04%)高の11,726.0ポイントで取引を終えた。好決算発表が相次ぐなか、買い安心感が広がり、6営業日連続の上昇となった。
構成97銘柄の時価総額合計は前日から約4326億円積み増し、約41兆8560億円まで拡大した。基準日(2026年1月5日=10,000ポイント)から約1カ月余りで約17%上昇しており、決算シーズンを追い風に着実な上昇基調を維持している。
2026年2月13日
SVT インデックス:11,726.0(前日比+1.04%)
「SVT インデックス」は時価総額加重方式を採用。各銘柄の株価に発行済株式数を乗じた時価総額を合算し、あらかじめ設定した除数(ディバイザー)で除して算出する。企業規模を反映する設計のため、大型株の値動きが指数全体に与える影響は大きい。実際、この日の指数上昇も主力銘柄の動向が大きく左右した。
この日、指数を強く押し上げたのはアシックスとファーストリテイリングだった。アシックスは前日比8.49%高と大幅上昇し、指数寄与度はプラス76.5ポイント。「アシックス(asics)」や「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」の海外販売好調や収益性改善への期待が背景にあるとみられる。ファーストリテイリングは上昇率こそプラス1.24%にとどまったが、時価総額ウェイトの大きさから指数寄与度はプラス71.3ポイントに達した。2銘柄だけで約148ポイントを押し上げており、指数上昇の大部分を担った格好だ。
さらに、時計セクターも存在感を示した。シチズン時計は4日続伸。前日比212円高(+14.23%)の1,702円と年初来高値を更新し、指数寄与度はプラス17.5ポイントとなった。セイコーグループも堅調だった。12日に前日比1,500円高(+17.52%)の1万60円で年初来高値を更新した流れを引き継ぎ、13日も980円高(+9.74%)だった。指数寄与度はプラス12.5ポイントとなった。スポーツ・時計といったブランド力の高い輸出関連銘柄への資金流入が目立つ展開だった。
【参考】2月13日の指数寄与度上位
銘柄名|株価騰落率|指数寄与度
アシックス|+8.49%|+76.5pt
ファーストリテイリング|+1.24%|+71.3pt
シチズン時計|+14.23%|+17.5pt
セイコーグループ|+9.74%|+12.5pt
資生堂|+2.42%|+8.4pt
一方で、指数寄与度が大きくマイナスとなったのは百貨店セクターだった。三越伊勢丹ホールディングスは前日比5.16%安となり、指数寄与度はマイナス13.8ポイントと指数押し下げの主因となった。J.フロントリテイリングは同2.27%安で、指数寄与度はマイナス4.1ポイント。下落率は限定的だったが、時価総額を反映する指数特性上、一定のマイナス寄与となった。ZOZOも前日比5.10%安と軟調。百貨店やECなど内需小売株が売られる一方、スポーツ・時計といったブランド系輸出株が買われるなど、セクター内でも明暗が分かれた。
ビューティ銘柄でも個別材料による値動きが目立った。「ボタニスト(BOTANIST)」や「ヨル(YOLU)」を展開するI-neは、指数寄与度こそ限定的だったが、株価は前日比10.49%下落。12日に18億円規模の商標権取引に疑義が生じたと発表し、特別調査委員会を設置したことが嫌気されたとみられる。一方、粧美堂は指数寄与度0.72ポイントと影響は小さいものの、株価は前日比17.84%高と急伸。中小型株への資金循環も確認され、指数上昇の裾野は広がっている。
決算発表が本格化するなか、「SVT インデックス」は大型株主導で水準を切り上げている。ただ、百貨店やECなど一部セクターには調整色も見られ、今後も業績動向やガイダンスを手がかりに、銘柄選別の動きが強まりそうだ。
※「SVT インデックス」97銘柄
ファーストリテイリング、良品計画、ZOZO、アシックス、yutori、human made、TOKYO BASE、キューブ、クラシコ、TENTIAL、ミズノ、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼビオホールディングス、三越伊勢丹ホールディングス、髙島屋、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オー リテイリング、松屋、近鉄百貨店、丸井グループ、ユナイテッドアローズ、パルグループホールディングス、アンドエスティホールディングス、三陽商会、TSIホールディングス、オンワードホールディングス、ルックホールディングス、ワールド、三共生興、キング、コックス、ヤマトインターナショナル、ダイドーリミテッド、ワークマン、ハニーズホールディングス、しまむら、西松屋チェーン、インターメスティック、Japan Eyewear Holdings、ジンズホールディングス、ヨンドシーホールディングス、フェスタリアホールディングス、プリモグローバルホールディングス、ベリテ、カシオ計算機、セイコーグループ、シチズン時計、クロスプラス、マツオカコーポレーション、ドウシシャ、ダブルエー、ジェイドグループ、エービーシー・マート、チヨダ、ジーフット、AOKIホールディングス、はるやまホールディングス、青山商事、コナカ、ムーンバット、川辺、山喜、サックスバー ホールディングス、東京ソワール、ワコールホールディングス、MRKホールディングス、アツギ、シャルレ、タビオ、ヤギ、タキヒヨー、GSIクレオス、島精機製作所、セーレン、資生堂、コーセーホールディングス、ポーラ・オルビスホールディングス、アイスタイル、MTG、ヤーマン、I-ne、ハウスオブローゼ、シーボン、アクシージア、プレミアアンチエイジング、ハーバー研究所、粧美堂、日本精化、長谷川香料、日本色材工業研究所、田谷、エム・エイチ・グループ、コタ、ビューティ ガレージ、アジュバンホールディングス、ミルボン
















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