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狙いはなにか?野村絢氏と旧村上ファンド系がマンダム株と髙島屋株をさらに買い増し 

NEWSep 30, 2025.セブツー編集部Tokyo, JP
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旧村上ファンド系の投資会社であるシティインデックスイレブンスと野村絢氏らが、マンダムと髙島屋の株式をさらに買い増したことが明らかになった。9月29日、関東財務局に大量保有報告書を提出し、マンダムのマンダム株式保有比率が6.67%から11.54%、髙島屋株式保有比率が5.32%から6.55%まで買い増した。マンダムはMBO(マネジメント・バイアウト)による非公開化を控えており、株価への影響が注目される。

マンダムは9月10日、経営陣が参加するMBOを発表。英投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズが設立したカロンホールディングスを通じ、TOB(株式公開買い付け)で株式を取得し、非公開化を進める計画だ。TOBが成立すれば、マンダムは東証プライム市場から上場廃止となる見通し。

しかし、今回の株式取得はMBO・TOBに先立つ動きで、株価への影響が注目される。会社法303条による株主提案権の行使には「3%以上かつ6カ月以上の保有」が必要だが、年内に上場廃止予定のマンダムでは株主提案は行えない。このため、TOBに応じず株式を保持することで、価格の引き上げを狙っている可能性があると見られている。

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