
日本国内のファッション&ビューティ関連97銘柄で構成される株価指数「SVT インデックス」は3月11日、11,823.1ポイントで取引を終えた。前日比は0.05%安と小幅な下落だったが、個別銘柄の動きは活発で、主力銘柄の上昇が目立つ一日となった。
2026年3月11日
SVT インデックス:11,823.1ポイント(前日比−0.05%)
97銘柄の時価総額合計は39兆7345億円となり、前日から約204億円減少した。指数としてはほぼ横ばい圏だが、特に存在感を示したのが良品計画とアシックスだ。
「無印良品」を展開する良品計画は株価が前日比5.34%上昇し、「SVT インデックス」をプラス32.31ポイント押し上げた。株価上昇の背景にあるのは、前日に発表した2月の月次売上である。
国内売上高は既存店とオンラインストアの合計で前年同月比104.2%、全店ベースでは111.4%となり、前年を上回った。生活雑貨や食品が好調だったほか、家具セールなどのキャンペーンも寄与した。さらに海外では中国大陸の売上が大きく伸び、既存店とオンラインストアの合計で133.1%、全店ベースでは145.3%となった。旧正月(春節)の影響もあり、中国市場の回復が数字として鮮明に表れたことが、投資家の評価を高めたとみられる。
もう一つの主役がアシックスだ。株価は前日比3.58%上昇し、指数寄与度はプラス33.15ポイント。良品計画とほぼ同規模の寄与となり、この2銘柄だけで指数を65ポイント以上押し上げた計算になる。
近年、アシックスはランニングシューズなどのパフォーマンスカテゴリーの人気拡大を背景に、世界市場でブランド力を高めている。「SVT インデックス」の中でもスポーツブランドの存在感は年々強まっており、この日の上昇はその流れを象徴する動きといえる。
ビューティ分野ではMTGが4.61%上昇し、指数寄与度はプラス3.34ポイントとなった。MTGは3日続伸だ。また、前日に2026年4月期第3四半期決算を発表したビューティガレージも強い動きを見せた。指数寄与度は0.43ポイントと小さいものの、株価は8.19%上昇し、この日の騰落率トップとなった。売上高は278億3800万円(前年同期比13.8%増)、営業利益は8億9500万円(同11.9%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は5億6400万円(同12.0%減)だったが、収益構造の改善が進んでいる点が評価されたようだ。
一方で、指数全体は小幅安で終えた。その主因はファーストリテイリングの下落だ。株価は前日比1.12%安となり、「SVT インデックス」をマイナス60.80ポイント押し下げた。結果として、良品計画とアシックスの上昇分を打ち消すかたちとなった。
「グローバル・メガブランド」セクターの良品計画による中国回復と、アシックスの世界需要という二つの上昇材料が現れた一方で、指数全体はファーストリテイリングの下落に押し戻された。「SVT インデックス」は小幅安にとどまったものの、市場の関心は個別銘柄の動きへと広がりつつある。
※「SVT インデックス」97銘柄
ファーストリテイリング、良品計画、ZOZO、アシックス、yutori、human made、TOKYO BASE、キューブ、クラシコ、TENTIAL、ミズノ、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼビオホールディングス、三越伊勢丹ホールディングス、髙島屋、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オー リテイリング、松屋、近鉄百貨店、丸井グループ、ユナイテッドアローズ、パルグループホールディングス、アンドエスティホールディングス、三陽商会、TSIホールディングス、オンワードホールディングス、ルックホールディングス、ワールド、三共生興、キング、コックス、ヤマトインターナショナル、ダイドーリミテッド、ワークマン、ハニーズホールディングス、しまむら、西松屋チェーン、インターメスティック、Japan Eyewear Holdings、ジンズホールディングス、ヨンドシーホールディングス、フェスタリアホールディングス、プリモグローバルホールディングス、ベリテ、カシオ計算機、セイコーグループ、シチズン時計、クロスプラス、マツオカコーポレーション、ドウシシャ、ダブルエー、ジェイドグループ、エービーシー・マート、チヨダ、ジーフット、AOKIホールディングス、はるやまホールディングス、青山商事、コナカ、ムーンバット、川辺、山喜、サックスバー ホールディングス、東京ソワール、ワコールホールディングス、MRKホールディングス、アツギ、シャルレ、タビオ、ヤギ、タキヒヨー、GSIクレオス、島精機製作所、セーレン、資生堂、コーセーホールディングス、ポーラ・オルビスホールディングス、アイスタイル、MTG、ヤーマン、I-ne、ハウスオブローゼ、シーボン、アクシージア、プレミアアンチエイジング、ハーバー研究所、粧美堂、日本精化、長谷川香料、日本色材工業研究所、田谷、エム・エイチ・グループ、コタ、ビューティ ガレージ、アジュバンホールディングス、ミルボン











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