紳士服専門店を展開する株式会社コナカは、湖中謙介社長が保有する株式会社サマンサタバサジャパンリミテッド(以下、サマンサ)の株式31.3%を取得し、サマンサを持分法適用関連会社にすると発表した。株式取得日は9月末の予定で、サマンサ創業者の寺田和正氏と並ぶ筆頭株主になる。コナカは、サマンサに出資することで高いシナジー効果が期待できると判断し、今回の株式取得に至った。
サマンサは、1994年に寺田氏が創業した会社で、2005年12月13日には東証マザーズに上場、エビちゃん(蛯原友里)ブームを筆頭にした『CanCam』を始めとする赤文字旋風を追い風に急成長した。しかし、2019年2月期の売上高は前期比14%減、最終損益は3期連続の赤字に陥り、厳しい経営状態が続いている。
女性客を顧客に持つサマンサと男性客をターゲットとするコナカの両社に、どのような相乗効果がもたらされるのか、今後の具体的な成果を注視したい。