9月1日に開催の「WORKMAN EXPO 2025秋冬」は、国内アパレル小売業で最大規模の単独展示会。会場は東京国際フォーラム、5,000㎡超というスケール。参加者はマスコミ100名、インフルエンサー500名(フォロワー合計3,600万人!だあ)。得意のSNSでのバズ拡散を前提にしているね。いよいよワークマンも、ここは勝負どころと踏んだな。
展示会の目玉は2つ。
①リカバリーウェアブース。武井壮を招いて「疲労回復」を体験。イイね。
②「着る断熱材」「XShelter」新作。-25°Cの冷凍庫や130mm/hの豪雨を再現し、来場者が極寒・豪雨を体感できる。
単なる展示会じゃなく、「体験を通じてSNSで拡散させる仕組み」だね。過酷環境を自撮りでシェアすれば、勝手に宣伝が広がる。ユニクロができない、エンタメ型展示会だ。投資家にとっては、プロモーション効率が極端に高い成長戦略と評価できる。こんなの誰が考えたのか。巳之助も行きたいなあ。セブツーさん取材願います!
▷アプリ500万人戦略
同じく9月1日、公式アプリも始動だ。既存のオンライン会員120万人をスライドし、2年後にまでに500万人を目標。あと380万人の積み上げだ。
そして、アプリの機能はこうだ。
①先行予約販売(氷撃やリカバリーなどバズ商品をアプリ限定で先行予約)
②ランキングやコラボ情報の配信
③レビュー・口コミの確認
巳之助の注目はズバリ「先行予約」。ワークマンの課題は「SNSで見た商品が買えない」ことだったからね。アプリなら人気商品を予約して確保できる。これは販売機会のロスをなくし、売上を底上げする。
さらに「在庫検索」でユーザーの行動データをゲットだ。どの商品がどの地域で人気かを即座に把握し、物流や発注を効率化できるね。500万人が使えば、それ自体が巨大なマーケティング資産に化けるぞ!
▷投資判断してみるかな?
年初来高値は6,770円、今は5,000円台前半。PER24倍、PBR約3倍台。成長株としてはまだ割高感は薄い。注目すべきは「イベント後の株価」EXPOとアプリ配信でSNSでの話題が集中し、9月上旬は短期的な買いが入るよ、確実に。中長期では「生活防衛+成長シナリオ」の両立が見込める。
したがって巳之助は「押し目買い」を推奨、というか、それしかない。5,000円近辺で拾えれば妙味が大きいと読むよ。なぜなら既存120万人会員で約200億円売っているとすれば、500万人で800億円規模の潜在力がある。実際には半分でも+200〜300億円は十分イケる。これは、株価を6,500円以上に押し上げる材料だ。
前編では、ディフェンシブ銘柄と言ったが、後編は成長投資銘柄とも言った。ワークマンは「守りと攻めを両立する銘柄」へと進化したかもしれないなー。
▷巳之助メーター 3ニョロ 今こそ
(1ニョロ=素通り 2ニョロ=監視 3ニョロ=今だ!)
買いのタイミングは、株価5,000円台前半。アプリ500万人の道筋が出てくれば、体がリカバリーしちゃうな(笑)。
■プロフィール:いづも巳之助
プライム上場企業元役員として、マーケ、デジタル事業、株式担当などを歴任。現在は、中小企業の営業部門取締役。15年前からムリをしない、のんびりとした分散投資を手がけ、保有株式30銘柄で、評価額約1億円。主に生活関連の流通株を得意とする。たまに神社仏閣への祈祷、占い、風水など神頼み!の方法で、保有株高騰を願うフツー感覚の個人投資家。