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関税ショック一巡か 「SVT グローバル」が急反発、ファッション&ビューティ株に買い戻し|2月24日

NEWFeb 25, 2026.高村 学Tokyo, JP
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欧米を中心としたファッション&ビューティ関連33銘柄で構成する「SVT グローバル」は2月24日、構成銘柄の株価騰落率合計がプラス11.10%となり、前日の急落(マイナス59.88%)から一転して反発した。関税政策を巡る不透明感で全面安となった前日から、売られすぎた銘柄を中心に買い戻しが入り、市場心理は急速に持ち直したようだ。

個別銘柄では、前日に7%超下落したVFコーポレーションが0.46%高と反発。カプリホールディングスも前日の急落から下げ止まった。特に上昇が目立ったのは「グローバルアパレル」および「グローバルブランド」領域で、ヘネス・アンド・マウリッツは3.39%高、ラルフ・ローレンは2.49%高、カナダグースも2.28%高と大きく切り返した。前日の急落局面で売り込まれた銘柄に自律反発の動きが広がった格好だ。

「スポーツ&アクティブ」分野も回復基調に転じた。ナイキは1.60%高、アディダスは1.01%高、ルルレモン・アレスティカは0.77%高と堅調。一方で、前日7%超安だったオールバーズは6.53%安と続落し、スポーツ大手に資金が戻る一方、収益基盤の弱い銘柄には慎重な姿勢が続いている。

「ラグジュアリーグループ」は、LVMHは0.68%高と小幅続伸したが、エルメス・インターナショナルは1.23%安、ケリングは0.49%安だった。「ラグジュアリーブランド」セクターでは、プラダは1.98%安と下落。前日に比較的底堅かったラグジュアリー株には利益確定売りが出たようだ。一方で、フェラガモグループは2.03%高と反発し、セクター内でも高安まちまちとなった。

ビューティ分野では、ロレアルが1.51%高、ユニリーバが0.18%高と堅調に推移。前日はディフェンシブ銘柄に資金が退避する構図だったが、景気敏感株へ資金が戻るなかでも底堅さを維持した。

今回の反発は、関税政策を巡る混乱がいったん織り込まれ、短期的な売りが一巡したことを示唆する。ただし、政策の方向性そのものが解決したわけではなく、外部環境は依然として不透明だ。前日の急落と本日の反発という振れ幅の大きさは、ファッション&ビューティ業界が政治・貿易動向に強く左右されるセクターであることを改めて浮き彫りにした。

※「SVTグローバル」は原則として本国のプライマリー上場市場の株価を採用
※本データは現地通貨建て株価ベースで算出しており、為替変動の影響は考慮していない

※「SVT インデックス」グローバル版採用33銘柄
LVMH、エルメスインターナショナル、ケリング、プラダ、バーバリーグループ、フェラガモグループ、ブルネロ クチネリ、モンクレール、リシュモン、スウォッチグループ、ファーストリテイリング、インディテックス、ヘネス・アンド・マウリッツ、ヒューゴボス、エルメネジルド・ゼニア・グループ、ラフルローレン、タペストリー、PVHコーポレーション、カプリホールディングス、VFコーポレーション、カナダグースホールディングス、デッカーズ・アウトドア・コーポレーション、リーバイ・ストラウス&カンパニー、ナイキ、アディダス、アシックス、ルルレモン・アスレティカ、アンダーアーマー、コロンビア・スポーツウェア、オールバーズ、オンホールディングス、ロレアル、ユニリーバ

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