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「ルイ・ヴィトン」や「オフホワイト」のヴァージル・アブローが癌との闘病の末に死去 享年41

Nov 29, 2021.高村 学Tokyo, JP
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ヴァージル・アブロー

LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)は、「ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)」のメンズウェアのアーティスティックディレクターで「オフホワイト(Off-White)」のクリエイティブディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が、癌との闘病の末に11月28日に米国テキサス州の病院で亡くなったと発表した。享年41。

LVMHのベルナール・アルノー(Bernard Arnault)会長兼最高経営責任者は、「この知らせに誰もがショックを受けています。ヴァージルは天才的なデザイナーであり、先見の明があるだけではなく、美しい魂と高い博識を持っていました。私たちは彼が愛した家族や友人が彼を失い悲しんでいることを思わずにはいられません」との談話を発表した。

ヴァージル・アブローは、2019年に心臓の癌である心臓血管肉腫を患い、本人の希望により公表はせずに2年に渡って闘病していた。この突然の訃報に、ファッション業界関係者らも悲しみに包まれている。キム・ジョーンズ(Kim Jones)は、「親愛なるヴァージルが亡くなったことを聞いてとても悲しい。世界中を旅し、日本の雑誌を読んだり、アイデアについて話をしたり、多くの素晴らしい時間をともにした。彼の妻と子どもたちを思わずにいられない」とコメントしている。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は、「あなたの優しさが天使の世界を照らしますように。また会う日まで」と自身のインスタグラムに投稿している。

ヴァージル・アブローは、2013年に「オフホワイト」を立ち上げ、2018年3月には「ルイ・ヴィトン」のメゾン初の黒人デザイナーに抜擢されるなど、ファッション業界で中心的な人物だった。

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