
オンワードホールディングスは2019年10月4日、取締役会を開催し、グローバル事業構造改革を実施することを決定した。前日には、2020年2月期の業績見通しを大幅に下方修正した。営業利益は55億円から12億円に引き下げ、55億円の黒字を見込んでいた純損益は240億円の赤字に引き下げた。不採算事業からの撤退や規模縮小、不採算店舗の廃止等の事業の選択と集中を実施し、不採算ブランドは廃止を検討する一方、デジタル、カスタマイズ、ライフスタイル等の成長領域への投資を強化する。
オンワードグループは、「23区」「五大陸」「組曲」などのオリジナルブランドと、「ダックス(DAKS)」「ジル・サンダー(JIL SANDER)」「Jプレス(J.PRESS)」などの海外ブランド、それに法人向けブランドの3カテゴリーを展開し、ブランド数は合わせて40以上になる。2019年3〜8月期は、オンワード樫山の主力ブランド「23区」「ポール・スミス」などは増収だったものの、「自由区」「五大陸」などが前年を下回った。
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