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China|中国企業による海外ブランド買収、2018年も勢い衰えず

May 17, 2018.戴 思斉Beijing, CN
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昨年は中国企業による海外ブランドの買収が活発だったが、2018年はますます盛んになっている。今や中国企業にとって海外ブランドを買収することはまるでブームのようになっていて、今年も大手企業はインターナショナル・ブランドに手を伸ばし始めている。「買収マニア」である中国の繊維大手企業の山東如意集団は、2017年3月に設立100年を越えるブランド「Aquascutum(アクアスキュータム)」を買収し、10月28日には「Invista(インビスタ)」(本社:アメリカ·カンザス州ウィチタ)のアパレルとテキスタイル事業を買収した(2018年に完了予定)。これで勢いに乗った同社は、その後スイスのラグジュアリー·ブランド「BALLY(バリー)」も勝ち取り、邱亜夫(Qiu Yafu)会長は「BALLYは世界で最もラグジュアリーな靴とレザーアクセサリーのブランドであり、私たち山東如意集団がアパレル業界でトップになるためには重要な買収であった」とコメントしている。

また、中国を代表するメンズアパレル企業の七匹狼(本社:中国·福建省)は、2017年8月に2億4,030万元(約41億6200万円)で「Karl Lagerfeld(カール・ラガーフェルド)」の中国事業の所有権を買収した。同年9月、中国の有名スポーツ企業の貴人鳥(本社:中国·福建省)はテニスを中心にしたスポーツ企業PRINCE Sports, LLC(以下「PRINCE」)と「PRINCE」(本社:アメリカ·ニュージャージー州ボーデンタウン)の商標権を獲得した。また2000万ドルを出資し、中国(香港、マカオを含む)、台湾および韓国における「PRINCE」の商標権を獲得した。

2018年も後半に差しかかろうとしているが、前述の通り山東如意集団が2月に「BALLY」を買収したほか、もう一つの「買収マニア」である復星国際(本社:中国·上海)による今年2月の「LANVIN(ランバン)」買収発表も大きな話題となった。買収後は復星国際の傘下である復星时尚集団が同ブランドの運営をサポートし、「LANVIN」の歴史と復星国際の資源を組み合わせた新たな事業を展開するという。また、復星国際は3月1日にオーストリアの下着ブランド「Wolford(ウォルフォード)」を手掛けるWolford Aktiengesellschaft社の株式公開買付を行い、5月4日に1株あたり12.80ユーロ(約1668円)で50.87%の株式を買収した。

中国企業の海外アパレルブランドの買収の動きは以前からあり、実際に山東如意集団は2010年に日本のアパレル企業Renown(レナウン)を買収後、海外のハイブランドを買収し続けてきた。復星国際も2011年から2013年の間に、「Folli Follie(フォリフォリ)」、「ST.JOHN(セント・ジョン)」、「Caruso(カルーゾ)」の3つのブランドを買収している。それから数年同社に特に大きな動きはなかったが、今年の再び買収の動きを強めている。2018年が始まってわずか4カ月で3大海外ブランドが中国企業の傘下に入り、七匹狼と貴人鳥もまた年内にまた買収を行うのではないかと見られている。

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