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宝島社の二代目社長に関川誠氏が就任 

Jan 5, 2024.セブツー編集部Tokyo, JP
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宝島社本社(GoogleMapから)

宝島社は12月25日、取締役の関川誠(せきがわまこと、69歳)氏が代表取締役社長に就任したと発表した。創業者で前社長の蓮見清一氏は12月14日に心不全のため80歳で死去し、その後任となる。

関川新社長は、上智大学を卒業後、1978年に現在の宝島社にあたるJICCに入社。関川氏は入社からわずか3年で月刊『宝島』の編集長に抜擢される。当時としては異例の人事であり、蓮見清一氏がそれだけ高く評価していたことがうかがえる。関川氏は「とにかく売上部数を伸ばす」という思いのもと、『宝島』をニューウェーブ路線に舵を切り、忌野清志郎のRCサクセションやYMOなどを積極的に誌面で紹介していった。「ミルク(MILK)」の大川ひとみ氏に頼まれて、「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾と「ヒューマンメイド(HUMAN MADE)」のNIGOに連載ページを持たせたのも関川氏だった。

その後、1989年に10代の女性向けのファッション誌『CUTiE(キューティ)』の創刊編集長を任される。『CUTiE』が大成功を収めると、『Smart(スマート)』や『SPRiNG(スプリング)』といったファッション雑誌の創刊を次々に担当し、「ファッション誌の宝島社」へと変貌を遂げていく礎を築いた。2004年に取締役に就任し、2009年にはすべての刊行物を統括する編集総局長の要職に就いている。

関川誠新社長は、「『諦めずにやること』、そして『挑戦し続けること』の二つの蓮見の言葉を羅針盤として、宝島社の第二章に踏みだしていきたい」と語っている。

 

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