ファッションデザイナーのヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)が12月29日、ロンドン南西部のクラパムで家族に看取られて死去した。81歳だった。ヴィヴィアン・ウエストウッドは、セックス・ピストルズの仕掛け人として知られるマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)とともに1971年に「レット・イット・ロック(Let It Rock)」をオープンし、パンクファッションを流行させた。その後、自身の名を冠したブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」を立ち上げ、パリ・コレクションに参加、1996年には日比谷の皇居近くに旗艦店をオープンした。音楽とファッションを融合したスタイルで、ファッション業界に多くの影響を残した。
公式インスタグラムには、フォトグラファーのユルゲン・テラー(Juergen Teller)が撮影した遺影がポストされている。ヴィヴィアン・ウエストウッドは、自身を「タオイスト(Taoist、道士)」だと考えていたという。「今日、タオがこれ以上必要とされることはありません。タオはあなたが宇宙に属しているという感覚を与え、人生に目的を与えます」と最後にメッセージを残している。